ベッテル「モータースポーツを愛しているし、将来のことを意識している」レース開催を続けるなら“代替案”が必要だと主張
4度のF1世界チャンピオンのセバスチャン・ベッテルは、レースが長期的に存続できるように、将来的に持続可能なものにするための努力を行うことをモータースポーツの重鎮たちに求めている。
ベッテルは17年にわたるF1のキャリアを終えて、グランプリレースから引退したばかりだ。F1での最後の数年に、ベッテルは環境問題に関わるようになった。昨年7月にカナダの政治家から世界中を飛び回ってレースを続けていることについて攻撃された際には、その点について自分は「偽善者」だとあっさり認めた。
F1でレースをしていないベッテルが今後何をするのかは不明だが、F1が環境に与える影響やレガシーに取り組むことへの情熱は、これまで以上に熱いものになっている。先週末、ベッテルはスウェーデンで行われたレース・オブ・チャンピオンズ(RoC)に参加し、そこで「僕はモータースポーツを愛しているし、将来のことをとても意識している」とメディアに語った。
様々なラウンドで使用された車両は、通常の内燃機関を備えたもの、電動自動車、化石燃料を使用しないバイオ燃料を使用した車両など多岐にわたっていた。
「これは素晴らしいイベントだし、楽しいイベントだ。みんな最高の時間を過ごしているよ。でも素晴らしいのはフレデリック(・ジョンソン/RoC会長)とチーム全体が、より責任ある方法で楽しむことを考えていることだ。彼らは様々な車両のことだけでなく、これほど大きなイベントを準備するにあたってあらゆることを考えている」
しかしベッテルは、モータースポーツは生き残るためにこの分野でもっと多くのことを行う必要があると主張した。
「もしある日モータースポーツが禁止されたら残念だ。当然の理由によってね」
「若いドライバーたちがいる。僕にも子供がいるけれど、僕がモータースポーツの世界でやってきたことは、本当に特権だったと思うんだ。僕たちのスポーツの開催を続けていきたい」
「僕たちのスポーツの開催を続け、レースに情熱を注ぎたいのなら、代替案を考えなければいけないと思う。将来に向けてそれは重要で避けられないことだ。そうでなければ、あと数年このやり方で続けることになるかもしれない」
「僕たちは本当に大きな問題に直面している。人々がそのことについて考えているのは素晴らしいことだ。レースの種類にもよるけれど、動きはある。(でも)人々は考えている。よりよいもの、もしくはより持続可能な将来について考えている」
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