アルピーヌF1「アロンソはチームに刺激を与える」若手ドライバーへの知識と経験の共有に期待
新たにアルピーヌF1チームのマネージングディレクターに就任したローラン・ロッシは、フェルナンド・アロンソが彼の知識と経験をチームの若手ドライバーたちに共有してくれることを期待している。
2度のF1世界チャンピオンであるアロンソは、2年間WEC世界耐久選手権とル・マン24時間で戦った後、ルノーを前身とするアルピーヌと複数年契約を結んで2021年シーズンよりF1に復帰する。
今年アロンソはエステバン・オコンとチームメイトになるが、一方でアルピーヌ・アカデミーのドライバーである周冠宇、クリスチャン・ルンガー、現FIA-F3王者オスカー・ピアストリら全員がステップアップするための各自のチャンスを欲している。
「フェルナンドにはF1における約20年の経験がある。彼の経験は若手ドライバーにとって非常に有益なものだ」とロッシは今週『Motorsport-Total.com』に語った。
「彼がチームに刺激を与えることを確信している。彼は現在アカデミーにいるドライバーたちと会う時間を持った」
ロッシが特にアロンソの助けを期待している分野は、『精神面と身体面のトレーニングについてのアドバイス』と、『いかにマシンの力を最大限に引き出すか』といったことだ。
周冠宇には、2020年にアロンソとともに仕事をするチャンスがあった。シーズン末の12月にアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われた若手ドライバーテストに参加したのだ。
「僕たちはとてもうまくやっているよ」と21歳で中国出身の周冠宇はコメントした。
「彼と過ごした2週間で、間違いなく多くのことを学んだ」
「2度の世界チャンピオンからできるだけ多くのことを学ぶということは、僕にとって素晴らしい経験だった。彼はとてもクレバーで、僕がドライビングスキルを改善するのを助けてくれた」
ルンガーもまたアブダビの舞台裏でアロンソと仕事をするチャンスに恵まれた。ルンガーは当時のことについて、「報告会で僕は彼の隣に座っていたけれど、彼がいかに集中しているかということが分かった。彼はその週末レースをしたわけではなかったのに」と述べている。
アロンソは、スイスでのトレーニング中の自転車事故で負った顎の骨折の手術と治療を終え、すでに病院を退院した。チームの声明によると39歳のアロンソは、「現在は短期間の完全な休養状態にあるが、その後徐々にシーズン開幕の準備のためのトレーニングを再開する」という。3月12日からバーレーンで始まるプレシーズンテスト参加や開幕戦自体に間に合うよう回復することが期待されている。
アロンソは2001年にオーストラリアでミナルディからデビューして以来、現在までに311戦のグランプリに出走している。また2005年と2006年に2年連続でタイトルを獲得し、32回の優勝と97回の表彰台登壇を、ルノー、マクラーレン、フェラーリでのキャリアのなかで達成している。
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