寒暖差によるむくみを“トレーニング”で解決 稲見萌寧は1カ月ぶりの米ツアー
1カ月ぶりの米ツアー出場となる稲見萌寧(撮影:ALBA)
<HSBC女子世界選手権 事前情報◇28日◇セントーサGC(シンガポール)◇6775ヤード・パー72>
フロリダ連戦から1カ月ほど空いて、稲見萌寧にとってはこれが今季3試合目。米メンバーとしては初めてのアジアシリーズで、シンガポール、中国の2試合に出場する。「最初から頑張って、上位に食い込んでいけるように。日本の方とかも(会場に)来てくれるとインスタなどのコメントにもあったので、その人たちにいいゴルフを見せられるように頑張りたい」。ファンの歓声があれば、より一層気合いも入る。
この1カ月間は「トレーニング」をメーンに取り組んできた。「筋力は増えてたけれど、もうちょっと瞬発系というか、動けるようになりたい」と有酸素運動もメニューに導入。スイング面ではこれまでと変わらず、「クラブと体の連動、引き合いの動作」を意識している。
とはいえ、寒波が襲った日本から常夏のシンガポールへの移動は、体への負担も大きかった。「寒暖差に身体がやられていた。全身がすごくむくんで、アドレスのときにスイングがうまくいく気がしなかった」。火曜日にアウトハーフを回ったときには、ショットを打つたびに首をかしげる様子が見られた。
だが、それにもすぐに対処した。「ランニングで汗を出して、足はすっきりした。毎日ちょっと走ってもいいかな。きのう、おとといよりは体の状態はマシ」と、ラウンド後のトレーニングで体のコンディションを整えた。開幕前日の水曜日はプロアマが入っていなかったが、日差しが照り付けるなか練習に精を出す。アドレス時の気持ち悪さも、徐々に解消しつつある。
今大会には初出場だが、セントーサGCは2018年「アジア女子アマ」で回った経験がある。笹生優花と同組でプレーして、18番では「私のドライバーをスプーン(3番ウッド)でキャリーオーバーされた」という思い出もある。「難しいイメージが強い」というコースで、自分のやるべきことに集中しながら、ツアールーキーが上位争いを目指していく。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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