ゴルフ大好き芸人・岩井ジョニ男さんが稲見萌寧の練習に挑戦したら…『引く動き』で37ヤードアップ!

2024年3月25日(月)7時30分 ALBA Net

岩井ジョニ男さん(右)が稲見萌寧のコーチを務める柳橋章徳氏に一日入門(撮影:近澤幸司)

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「ミスター180ヤードと言われています」というのは、ゴルフは大好きだけど、飛距離が出ないお笑い芸人の岩井ジョニ男さん。スライサーの彼が稲見萌寧のコーチを務める柳橋章徳氏に一日入門した。




■クラブが長くなるほどスライスする

【柳橋】ジョニ男さんは普段どんなボールが出るんですか?

【ジョニ男】クラブが長くなればなるほどスライスがすごい。なので、ドライバーは最初から左に向いて真っすぐ行くみたいな感じです。今まで本を読んだりDVDを見たり、いろんな方に教わったりもしたんですけど、分からなくなっちゃって…。結局、練習してもコースでおかしくなったら、いつものスライスに戻しちゃうんです。

【柳橋】ドライバーのデータを取ったことはありますか?

【ジョニ男】ちゃんと測ったことはないですね。昔は「ミスター180ヤード」と言われていました。

【柳橋】それではジョニ男さんの弾道をトラックマンで測定して、飛ばない原因を探っていきましょう。

■多いときは8度もフェースが開いていた

【柳橋】何球か打ったデータで共通なのが、インパクトでフェースが開いていることです。一番小さいときで2.9度、多いと8度フェースが右を向いています。おそらくジョニ男さんがスライスと思っているのはプッシュです。

【ジョニ男】そんなにアウトから入ってないということなんですね。

【柳橋】フェースが開いて右に飛ぶから、左を向いて自分でカットの度合いを増やしているんですよ。フェースが開くことで、他にも弊害が出てきます。スピン量が4000回転を超えていて、ドライバーにしてはものすごく多い。

【ジョニ男】プロはどのくらいですか?

【柳橋】2300〜2800回転くらいです。バックスピン量が多いと球が弱くなりますし、落ちてからも転がらない。当てに行くからスピードも出てないし、もったいない要素がいっぱいある。伸びしろたっぷりですね。



■クラブを逆さにしたら『押す動き』が『引く動き』に変化

【柳橋】布団叩きとか、釘を打つとか、手の中で起こっていることはゴルフスイングとそんなに変わらないんです。ここに稲見プロも使っている練習器具、インパクトバッグがあります。まずは8番アイアンを逆さに持って、右手1本でインパクトバッグを強く叩いてみてください。手首をやわらかく使えているのが分かりますか?

【ジョニ男】本当だ!

【柳橋】すごく上手ですね。ゴルフスイングのときは、こんなにリストを上手く使ってないんです。次にクラブは逆さまのまま、両手で叩いてみてください。

【ジョニ男】はい。やってみます。

【柳橋】右手だと滑らかなのに、両手だと固くなりましたね。

【ジョニ男】確かに。さっきまでいい音がしていたのに…。

【柳橋】これはすごく単純で、右手のときはクラブを引いて手首をやわらかく使えていたのが、両手になった途端に、当てようとして手首が固まり、押す動きに変わってしまったんです。道具は押すよりも引く方が安定する。まずは引いて叩く動きを覚えてください。





インパクトバッグを何回か叩いて引く動きをマスターしたジョニ男さん。練習時間はわずか5分ほどだが、インパクトロフトが立ったことで強い球に変化。スピン量は1000回転以上減り、37.7ヤードも飛距離がアップした。



柳橋章徳
やぎはし・あきのり/1985年生まれ。茨城県出身。大不振に陥っていた稲見萌寧を復活優勝に導いたコーチ。YouTubeでアマチュア向けのレッスンを発信している

岩井ジョニ男
いわい・じょにお/年齢非公表。千葉県出身。ベストスコアは「89」だが、普段は「100前後」で回る。持ち球の飛ばないスライスが安定しているため、飛距離は諦め気味

◇ ◇ ◇

●昨年の4〜5月、自己ワーストの4試合連続予選落ちを喫するなど、大不振に陥った稲見萌寧。そこで柳橋コーチが提案したインパクトバッグとは? 関連記事【スイングの迷路に迷い込んだ稲見萌寧を復調させた1つの練習器具】をチェックしよう。


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