三角からツノへ 稲見萌寧は“代名詞パター変更”に手応え「改善できた」
稲見萌寧パープレーから巻き返しを目指す(撮影:GettyImages)
<ブルーベイLPGA 初日◇7日◇鑑湖ブルーベイGC(中国)◇6675ヤード・パー72>
先週、体調不良のため途中棄権しながら、そこから復帰した稲見萌寧は、4バーディ・2ボギー・1ダブルボギーのパープレー・43位タイで初日を終えた。ラウンド後、大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「きょうはショットがあまりよくなくて、当たらなかったり、ひどかったり苦しかった」など一日を振り返る。
18ホール中10ホールの成功にとどまったパーオン数などが、その言葉を裏づける。ショット面は、開幕前から不安を口にしてきたが、気持ち悪さはそう簡単には拭えない。そのなかで今大会からチェンジした部分が、オーバーパーに転落しないよう踏みとどまる要因になった。
それがパター。稲見といえば、2020年から使用している三角ネックのトラスがグリーン上での代名詞になってきたが、今週からツノ型のパターを新たに握っている。「先週までパッティングの調子がよくなかったけど、それが少し改善できたかなと思います」と、さっそく手応えを得ることもできた。起伏の多いグリーンが特徴のコースで、ニューパターが救世主になっている。
16番パー3では、マウンド越えの長いバーディパットを沈めた。この日のパット数は27回。開幕からここまでの平均パット数が31.50回(94位)だったという事実を見ても、大きく改善したといえる。とはいえ、日本ツアーでパーオン女王に輝いたこともあるショットメーカーにとって、やはりグリーンを狙う一打をピンに絡め楽々バーディを奪うのが、納得いく形。「なるべくショットをチャンスにつけないと伸ばせない。修正できれば」と、生命線の輝きを取り戻す努力を怠ることはない。
「(あすは)午後からで風が吹くかもしれないけど、予選通過をしっかりクリアできるように頑張りたい」。上位65位までの選手が進むことができる週末行きを確実にするため、浮上を目指す2日目になる。
<ゴルフ情報ALBA Net>
「稲見萌寧」をもっと詳しく
「稲見萌寧」のニュース
-
稲見萌寧は“親友”レイチェルの初Vも力に「予選通過を余裕でクリアしたい」3月28日13時30分
-
ブレないスイングの要因は“八の字”キープ? 米ルーキー・稲見萌寧の強さとは【石井忍のスイングチェック】3月28日9時0分
-
米国からの祝福電話も「泣いちゃうから全部終わった後にして」 臼井麗香と稲見萌寧の変わらぬ“絆”3月25日12時30分
-
ゴルフ大好き芸人・岩井ジョニ男さんが稲見萌寧の練習に挑戦したら…『引く動き』で37ヤードアップ!3月25日7時30分
-
「遅いのが悪かったけれど…」 稲見萌寧がスロープレーにより2罰打3月24日11時22分
-
週末行きかかる2m決めて“ホッ” 稲見萌寧は薄氷の予選通過「とりあえず幸せ」3月23日14時0分
-
「地面に近い低重心なシューズを求めていました」 稲見萌寧との共同開発モデルFuelCell 3000 v1が登場3月22日18時13分
-
稲見萌寧は久々の米本土戦へ 「もう1回気合いを入れ直して頑張りたい」3月21日15時0分
-
ショットメーカー・稲見萌寧が行う“ゴムチューブ素振り”と“ヒザ立ち打ち”の効果3月20日15時12分
-
過去には日本人選手も戴冠 稲見萌寧、吉田優利、西郷真央が挑む新人王レース3月20日13時3分
スポーツニュースランキング
-
1ドジャース指揮官 大谷翔平は左ハムストリング打撲で全力疾走回避「少し痛めている。張りではなく打撲」 スポーツニッポン
-
2球宴3度出場の元MLB戦士が大谷翔平に“疑念” 水原容疑者の違法賭博騒動にまさかの意見「突然、物語が変わった」 ココカラネクスト
-
3批判殺到!どこ投げてんだよ…! 大谷翔平、まさかの盗塁で“異変”が起きた…!? 相手捕手のリアクションがヤバすぎる 「古田さんも思わず苦笑」「さすがに無謀w」 ABEMA TIMES
-
4大谷翔平が“史上5人目の快挙”へ! 第1打席に左前打で4試合連続安打 打率「.350」維持なら歴史的記録を達成 ココカラネクスト
-
5DeNA バウアー獲得「断念」 メキシカンLと今季終了まで契約延長 萩原本部長「現実的には難しい」 スポーツニッポン