「ホンダとの提携で新しい可能性を得た」とトロロッソF1代表。テストでのペースと信頼性に満足
2018年F1プレシーズンテストが終了し、スクーデリア・トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、8日間のなかでパッケージが示した速さと信頼性を喜び、ホンダとのパートナーシップをいい形でスタートすることができたと語った。
ホンダを新しいパワーユニットパートナーに迎えたトロロッソは、テスト期間、高い信頼性のもと、ほとんどの日を順調に走り、トラブルに悩まされる場面は少なかった。8日間においてメルセデス、フェラーリに次ぐ走行距離を記録、タイムに関しては、チーム別で6位に当たるタイムをピエール・ガスリーが記録した。
「先週のテストは天候に恵まれなかったが、2回目のテストでは好転し、気温は20度、路面温度も37度前後という絶好のコンディションの下で、走行することができた。これによって、チームはマシンやタイヤ、セットアップについて多くを学べたと思う。だが私としては将来は(天候の問題が少ない)バーレーンでテストが開催されることを願っている」とトストはテスト終了後に語った。
「私は、ホンダとのパートナーシップは我々のチームにとって非常に重要であると常々申し上げている。このパートナーシップのもと、ホンダという非常に強力なエンジンマニュファクチャラーと緊密に協力し合うことで、新しいやり方で今季の新しいマシンを設計し開発する可能性が得られたのだ。今は、パッケージ全体を向上させるため、連携して効率的に作業を進めている」
「ここバルセロナでの2回のプレシーズンテストを終え、8日間で3826kmを走りきることができ、とても満足している。テストができたのは悪天候により実質7日間だったが、それを考えるとより一層良い結果だと思う。スピードにおいても信頼性においも、まずまずのレベルのパフォーマンスを発揮できたのは素晴らしいことだ」
「ホンダが素晴らしい仕事をしてくれたと同時に、私たちチーム側もドライバーたちが扱いやすいマシンを作り上げることができた。ブレンドン(・ハートレー)とピエールが、テスト期間中、有効かつ的確なフィードバックをしてくれて、たくさんのデータを集めることができた。それをメルボルンでの開幕戦に向けて分析していく。まだまだやることはたくさんあるので、楽観的でありつつ、慎重に考えてもいる」
「ホンダ、チーム、そしてドライバーたちにとても感謝している。皆が協力し合って、とてもいい仕事ができた。レースをするのが楽しみだよ」
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