追加招集でA代表初招集の名古屋DF藤井陽也「爪痕を」　“先輩”吉田麻也＆“同期”菅原由勢への思いも

　日本代表は21日、キリンチャレンジカップ2023に向けて、2日目の練習を行った。

　角田涼太朗（横浜F・マリノス）の負傷離脱により、追加招集となった名古屋グランパスDF藤井陽也はA代表初招集に。「聞いたときはすごく驚きましたけど、選ばれたからには爪痕を残さないと、と思っていますし、チャンスなので一つひとつの練習から100％でやっていきたい」と意気込みを見せる。

　同じく日本代表に招集されている菅原由勢（AZ）は名古屋の下部組織で一緒に戦ってきた仲だが、「昔から2人で日本代表を目指そうと言っていたので、実現できたことは嬉しい」と語りつつ、「由勢は高校生の時に（Jリーグ）デビューしたんですけど、当時は正直『すごいな』という思いの方が強くて。負けていられない気持ちもありましたけど、由勢はデビューして海外に行ってと、常に先頭を走ってくれたので、それに負けないように自分もやってこられました」と、感謝の気持ちも持っていると話し、「さらに高みを目指せるように、お互いこれからもっと刺激を与えながら、頑張っていけたら」と続けている。

　また、これまで日本代表をけん引してきた吉田麻也（シャルケ）は名古屋の先輩にあたる。選外のため、共演とはならなかったが、「目標にしている存在」と明かし、「アカデミーに遊びに来てくれたときも、いいメッセージをくれて。ここを目指さないといけない、と再確認させてくれました。僕も近づかないといけない」と、まずは代表定着を目指す。

　試合に向けては「対人守備は自分の強みだと思っているので、しっかり出していきたいですし、ビルドアップなどの攻撃的な部分も見てほしい」「（日本代表に）割って入っていけるかは自分次第だと思っているので、明日からの練習でもしっかりやっていきたいです」と、アピールに燃えている。

　日本代表は24日に国立競技場でウルグアイ代表と、28日にヨドコウ桜スタジアムでコロンビア代表と対戦する。