プレミアリーグ、2部レスターを財務規定違反の疑いで起訴…来季勝ち点剥奪の可能性
サッカーキング2024年3月22日(金)16時5分
財務規定違反の疑いで起訴されたレスター [写真]=Getty Images
プレミアリーグは21日、チャンピオンシップ(2部リーグ)に所属するレスターを財務規定違反の疑いで起訴したことを発表した。
今回の発表によると、レスターは2022-23シーズン終了後の評価期間において、プレミアリーグが定めた「収益と持続可能性に関する規則」(PSR)に違反し、監査済みの財務会計をリーグ側に提出しなかった疑いがあるという。プレミアリーグは同件を独立委員会に付託。今後の手続きは独立委員会が設定したスケジュールに従って行われ、審理が終了した後に処分が正式発表される見込みだ。
PSRでは過去3シーズンの損失の許容額を1億500万ポンド(約200億円)に設定しており、これに違反したクラブには勝ち点剥奪等の厳しい処分が課される。実際に今シーズンはエヴァートンとノッティンガム・フォレストがPSR違反による処分対象となっており、前者が勝ち点「6」、後者が勝ち点「4」を剥奪された。イギリスメディア『スカイスポーツ』は、財務規定に関するルールの改定時期や今後の手続き等を踏まえると、レスターへの処分適用は来シーズンになる見込みと報じている。
2015-16シーズンには元日本代表FW岡崎慎司(現:シント・トロイデン)らを擁し、昇格初年度に“奇跡”のプレミアリーグ優勝を成し遂げたレスター。その後もトップリーグに定着し、2020-21シーズンにはFAカップを制覇したものの、昨シーズンは18位に沈み、2部降格の憂き目に遭った。1年でのプレミアリーグ昇格を目指す今シーズンは、ここまで37試合を消化したチャンピオンシップで勝ち点「82」の暫定2位につけている。勝ち点剥奪処分が正式発表されれば、仮にプレミアリーグ昇格を果たした場合でも、新シーズンは勝ち点がマイナスの状態でスタートすることとなる。
今回の件を受け、レスターはクラブ公式サイトで以下のような声明を発表している。
「レスターは本日プレミアリーグがとった行動に衝撃を受けている。現在プレミアリーグに所属していない我々が、告発の対象となっている事項に関して同リーグと建設的に関与しようと努力しているにも関わらず、即時告訴が選択されたことを非常に残念に思っている」
「我々は潜在的な告発に関してプレミアリーグおよびEFLと建設的に関わり、適切な機関による適切なタイミングでの適切な解決を求める意志と熱意を持ち続けている。クラブは今後も自らの立場についての慎重な助言を受け入れ、今年初めに起きたようにフットボール当局が管轄権の範囲外でそれを行使しようとした場合には、必要に応じて違法行為から身を守り続ける」
「我々は長期間に渡って運営モデルを通してP&Sルールへの取り組みを繰り返し実証し、スポーツの野心を追求しながらもコンプライアンスを達成してきた。これは、期間中にクラブが国内およびヨーロッパの大会双方で達成した成功を考慮すると、完全に信頼できるものだ。我々はクラブの立場を代表し続けると共に、スポーツの継続的な成果を通じて合理的かつ公正に確立された野望を追求する全てのクラブの権利のために戦い続ける」
「クラブは、この件に関するサポーターの理解と、シーズン最終週でのピッチでの成功を最大の焦点とするチームへの継続的なサポートに感謝している」
今回の発表によると、レスターは2022-23シーズン終了後の評価期間において、プレミアリーグが定めた「収益と持続可能性に関する規則」(PSR)に違反し、監査済みの財務会計をリーグ側に提出しなかった疑いがあるという。プレミアリーグは同件を独立委員会に付託。今後の手続きは独立委員会が設定したスケジュールに従って行われ、審理が終了した後に処分が正式発表される見込みだ。
PSRでは過去3シーズンの損失の許容額を1億500万ポンド(約200億円)に設定しており、これに違反したクラブには勝ち点剥奪等の厳しい処分が課される。実際に今シーズンはエヴァートンとノッティンガム・フォレストがPSR違反による処分対象となっており、前者が勝ち点「6」、後者が勝ち点「4」を剥奪された。イギリスメディア『スカイスポーツ』は、財務規定に関するルールの改定時期や今後の手続き等を踏まえると、レスターへの処分適用は来シーズンになる見込みと報じている。
2015-16シーズンには元日本代表FW岡崎慎司(現:シント・トロイデン)らを擁し、昇格初年度に“奇跡”のプレミアリーグ優勝を成し遂げたレスター。その後もトップリーグに定着し、2020-21シーズンにはFAカップを制覇したものの、昨シーズンは18位に沈み、2部降格の憂き目に遭った。1年でのプレミアリーグ昇格を目指す今シーズンは、ここまで37試合を消化したチャンピオンシップで勝ち点「82」の暫定2位につけている。勝ち点剥奪処分が正式発表されれば、仮にプレミアリーグ昇格を果たした場合でも、新シーズンは勝ち点がマイナスの状態でスタートすることとなる。
今回の件を受け、レスターはクラブ公式サイトで以下のような声明を発表している。
「レスターは本日プレミアリーグがとった行動に衝撃を受けている。現在プレミアリーグに所属していない我々が、告発の対象となっている事項に関して同リーグと建設的に関与しようと努力しているにも関わらず、即時告訴が選択されたことを非常に残念に思っている」
「我々は潜在的な告発に関してプレミアリーグおよびEFLと建設的に関わり、適切な機関による適切なタイミングでの適切な解決を求める意志と熱意を持ち続けている。クラブは今後も自らの立場についての慎重な助言を受け入れ、今年初めに起きたようにフットボール当局が管轄権の範囲外でそれを行使しようとした場合には、必要に応じて違法行為から身を守り続ける」
「我々は長期間に渡って運営モデルを通してP&Sルールへの取り組みを繰り返し実証し、スポーツの野心を追求しながらもコンプライアンスを達成してきた。これは、期間中にクラブが国内およびヨーロッパの大会双方で達成した成功を考慮すると、完全に信頼できるものだ。我々はクラブの立場を代表し続けると共に、スポーツの継続的な成果を通じて合理的かつ公正に確立された野望を追求する全てのクラブの権利のために戦い続ける」
「クラブは、この件に関するサポーターの理解と、シーズン最終週でのピッチでの成功を最大の焦点とするチームへの継続的なサポートに感謝している」
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