2024年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)
2024年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはカルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
決勝=5位(58周/58周)
6番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
僕たちにとって理想的な週末ではなかった。金曜からロングランにとても苦労し、土曜に向けてさまざまな解決法や妥協点について試したけれど、完全に対処できる状態にはならなかった。
ファーストスティントではバランスが極めてニュートラルで、リヤのグリップが全くなく、そのためにリヤタイヤを完全に壊してしまった。セカンドスティントではフロントタイヤを完全に破壊した。
マシンバランスが良くなくて、デグラデーションが高く、今回はサバイバルモードのようなものだった。それでフェラーリやマクラーレンにはかなわなかった。
グリッドペナルティを受けたことも痛かった。ペナルティがなければもっとずっと上位でレースを終えることができただろう。今日はコース特性の影響を受けたと思うので、次の日本GPではまたトップに戻ることができると期待している。
■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=4位(58周/58周)
5番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
4位は十分な成績だ。レース全体を通じてペースは良かったと思う。ただ、ハードの1セット目では少し苦戦した。わずかにグレイニングが出ていたし、ちょっと危ない場面もあったんだ。
チームとして、選手権ポイントの面ではとてもいい一日になったと思う。僕自身も、これ以上できることはあまりなかったと思うから、とても満足しているよ。ポディウムにはあと一歩届かなかったけど、いずれ上がれる日が来るだろう。ランドはすごくいい仕事をして3位に入った。全体として、ホームグランプリの週末は上出来だったね。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム)
決勝=3位(58周/58周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
今季初のポディウム! 僕らにとって、すごくいい一日だった。3位と4位で選手権ポイントを大きく稼げたからね。僕らのペースもかなり良かったと思うけど、フェラーリとカルロス(・サインツ)は本当にいい仕事をした。今日のところは彼らに脱帽だ。週末を通じて、彼らはずっと速かったしね。こちらもクルマのフィーリングは良く、タイヤのマネージメントもうまく行って、また一段前進した。
このサーキットが多少なりとも僕らに合っていたのは明らかで、そのおかげでプッシュできたし、スピードを引き出すことができた。ただ、フェラーリとレッドブルは依然として一歩か二歩先を行っているから、どうにかして追いつかないといけない。
ものすごいハードワークを続けてきたマクラーレンのみんなに心から感謝したい。僕らは徐々に目標に近づいている。ポディウムまでは予想していなかったけど、また戻って来られてうれしいよ。とてもハッピーで、このチームを誇りに思う。これからもっとポディウムフィニッシュを重ねていければと思っている。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=2位(58周/58周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
チームにとって本当に良い週末になった。ワンツー・フィニッシュとファステストラップで最大のポイントを獲得し、これ以上ない結果を出した。
カルロスは今日堅実な仕事をした。僕の話をすると、ファーストスティントはうまくいき、ピットストップでランドの前に出ることができた。最初のハードタイヤでは少しグレイニングに苦しんだけれど、最終スティントの2セット目のハードではペースが良くなり、ランドとのギャップをうまく管理することができた。
今シーズン最初の3週間で、僕たちはポテンシャルを最大限に発揮した。すごくいい気分だし、これはチームがこの数カ月取り組んできたハードワークを示す結果だ。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=1位(58周/58周)
2番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
ジェットコースターのような週末だった。最高にうれしい。1周目からマシンの感触が良く、マックスをオーバーテイクした後、フリーエアを得た。それによって強力なペースで走り始めることができて、最後までリードを保ち、シーズン初優勝を挙げることができた。
大クラッシュを喫したジョージ(・ラッセル/メルセデス)が無事だったのもよかった。
チームは週末を通して素晴らしい仕事をしたので、ワンツーに値する。彼らはFP1からレースのファイナルラップまでとても良くやった。完璧なレースを実行し、戦略をうまく決めたし、メカニックたちは毎回、驚くほど正確で迅速なピットストップ作業をしてくれた。皆におめでとうを言うよ。この勢いを日本でも維持しよう。バモス!(注:「さあ、行こう」の意味)
(レース直後に語り)人生は時にクレイジーだ。今年の初めに起きたこと(注:フェラーリとの契約を延長しないことが決まったこと)、バーレーンでの表彰台、虫垂炎、そこから復帰、そして優勝。まるでジェットコースターだよね!
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