ルクレール、僚友ベッテルのフェラーリF1残留を希望「難しい時もあったが関係性は変わっていない」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、4度のF1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが2021年以降もフェラーリに残り、チームメイトでいてくれたら嬉しいと語っている。
ベッテルとフェラーリとの契約は2020年末で終了するが、ルクレールは昨年フェラーリと5年間の契約を締結しているため、2024年までチームに在籍することになる。
そのことは、フェラーリの経営陣がルクレールをまさにF1運営の将来の主力として捉えていることを示唆しているようだ。またルクレールは、フェラーリに加入して1年目であった2019年のドライバーズランキングにおいて、ベッテルよりも上位でフィニッシュしていた。
両者の間には緊張があると報じられており、昨年のブラジルGPではコース上で同士討ちをして大きな犠牲を払った。それにもかかわらず、ルクレールは、2021年もベッテルがフェラーリに留まりレースを続けることを期待している。
「セバスチャンとはいつも良好な関係でいる」とルクレールは主張した。
「昨年は難しい時もあったけれど、僕たちの関係性は変わらなかったし、それは良いことだと思っている」
「僕たちはふたりとも、コース内外で起きることを区別できるほどに成長しているからね。彼のそばで、とてもうまくやっているよ」
結局のところ、ルクレールはベッテルとチームの話し合いの渦中に身を置きたくなかったのだという。
「フェラーリが変更したいという場合には、彼らの選択を尊重する」
またフェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、断固としてベッテルをチームに留めることを望んでおり、「セバスチャンとの話し合いはすでに始まっている。昨年末、クリスマスの前から始まり、現在も続いている」と語っている。
ただ広まっている噂のひとつによると、ベッテルは結局2021年にルノーに移籍することになり、逆にダニエル・リカルドがフェラーリの空いたシートを獲得する可能性があるという。
ルクレールがベッテルの契約交渉におけるいかなる要素ともなっていない理由のひとつは、ルクレール自身がチームとの契約を延長していることにある。
「長期契約を結べる立場にいることができて本当に幸運だと感じている。自分の立場を喜ばしく思っている」とルクレールは『Motorsportweek.com』に語った。
「僕は彼の立場(がどういうものか)についてもある意味分かっている。過去2年で僕は1年契約しか結べなかったんだ」
「そのことが彼を不安定にさせることはないと思う。彼はとても強いドライバーだし、とにかく彼は強くなると僕は予想している」
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