Kabuto:MotoGPでの装着率も年々増。サーキットから一般道までサポートするコレクション/2024春最新ヘルメット
3月22日〜24日に開催された第51回東京モーターサイクルショーでは、バイクだけではなく、用品やカスタムパーツといった周辺アイテムの新製品も多く発表される。その中でも賑わっていたのがライダーの必需品であるヘルメットだ。
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東京モーターサイクルショーでお披露目となったKabuto(カブト)の新作ヘルメットは、オープンフェイスタイプの『EXCEED-2』。ポイントは新デザインのシールドで、下部を鋭角的な形状となっているのが特徴だ。
その狙いは、風の巻き込みを低減すること。最近はインカムを利用するライダーが増えているが、この新しいシールドのおかげで、より明瞭な会話が楽しめるようになるという。
ちょっといかつい(!?)ルックスとなるため、シールドのデザインには社内で賛否両論があったそうだが、空力性能を追求した結果の機能美、と言うべきだろう。
また、シールドの素材には帝人の高機能ポリカーボネートを用いることで、IR(赤外線)を74%、UV(紫外線)は99%カット。
太陽光による温度上昇を抑制し、頭部の快適性を高めてくれるという機能もうれしいところだ。また、前作の『EXCEED』で好評だった可動式のインナーサンシェードは今作でも継承されている。
『EXCEED-2』は内装も新しくなっている。頭をより心地良く包み込んでくれる形状としたほか、インカムのスピーカーの装着にも配慮し、耳の周辺の“えぐり”も大きくなっているという。
快適なツーリングの大切なお供になってくれそうな『EXCEED-2』。ソリッドカラーのモデルの価格は3万3000円(税込)と、コストパフォーマンスに優れているのも大きな魅力だ。
また、最近はMotoGPでもKabutoの装着ライダーが増えている。ブースには、フラッグシップモデルの『F-17』とともにグランプリを戦うライダーのヘルメットが多数展示されていた。
その代表格と言えるのは、やはりアプリリア・レーシングのアレイシ・エスパルガロだ。昨年の日本GPで使用して話題となった、自転車レース漫画『弱虫ペダル』とのコラボモデルや、ピンクがベースだった昨年とはガラリとイメージが変わった2024年仕様のモデルが飾られており、来場者の目を引いていた。
なお、2024年からはMotoGPクラスに参戦しているドゥカティファクトリーのテストライダーを務めているミケーレ・ピロ、Yamaha VR46 Master Camp TeamでMoto2を戦うジェレミー・アルコバもKabutoのユーザーとなった。
サーキットから一般道まで、幅広くユーザーをサポートするKabutoのヘルメットに今後も注目していきたい。
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