「これはヤバイ!」球界OBが指摘するDeNA加入バウアーの「魔球」
(C)Getty Images
20年にサイ・ヤング賞を受賞した前ドジャースのトレバー・バウアー投手(32)がDeNAベイスターズに単年4億円で入団することが発表され、球界中に衝撃が広がっている。
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背番号は「96」に決定。超一流メジャーリーガーの日本球界参戦には、野球ファンはもちろん、所属するDeNA選手ら、他球団監督からも驚きの声が多く上がった。
球団OBである高木豊氏も20日までに更新した自身のYouTubeチャンネル内でバウアーの獲得についてチームへ与える影響について語った。
2020年にサイ・ヤング賞受賞をはじめ、最優秀防御率タイトル、ピッチャー・オブ・ザ・マンス、オールMLBチームなど数多くの功績を残してきたバウアー。
2021年に暴行疑惑による出場停止処分を受けたものの、その実力としてはトップクラスのもの。
様々な球種を持ち合わせているが、中でも高木氏が注目するのは、「真っ直ぐの軌道でくるのと、沈むようなもので投げ分けている」というチェンジアップと、「一瞬ボールに見え、かと思ったらそこから曲がるため手が出ない」というシンカーだ。コントロールの良さも評価しており、「これはヤバイ」と語るほど。
メジャーでは中4日登板が通例、タフネスぶりから日本でも順調にいけば、10勝を通過点として相当勝ち星を重ねると予想する高木氏。またバウアーの加入により、DeNAの1998年以来となる悲願のリーグ優勝の可能性も出てきたとして、大物メジャーリーガーへ期待をかけている。
一方、「良いピッチャーがバッター達をレベルアップさせてくれる」と、バウアーの獲得は、日本球界全体のレベルアップにも繋がると話す高木氏。
単年契約であるため、成績次第では来年メジャー球界へ復帰する可能性も大いに考えられる。それゆえ、日本球界でのプレーは今季が最初で最後になるかもしれない。
それでも、「対戦するバッターたちがどう感じるか。こういうピッチャーと対戦するということは大きな財産になる」と高木氏が話すように、バウアーの加入はDeNAの戦力アップだけでなく、球界全体にとっても大きな影響を及ぼしそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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