本田圭佑、東京五輪視野に目標設定「証明しないと」 アゼルバイジャンでも「日々勉強」
サッカーキング2021年4月5日(月)6時30分
後半開始からピッチに立った本田 ©︎Neftçi Baku
アゼルバイジャン・プレミアリーグ第21節で、ネフチ・バクーに所属するMF本田圭佑が後半開始から出場。同国での公式戦デビューを果たした。
3月15日にネフチ加入が発表され、インターナショナルマッチデーを挟んでのスムガイトFK戦で、前半に2点のリードを許した中で初公式戦のピッチに立った本田は、終始押し込む中、トップ下や右サイドに流れるなどして、ボールを引き出し、ゴールへ迫る姿勢も出したが、守備を固める相手を崩すことはできず、0-2で敗れた。
試合後、自身がCEOを務めるNow Do株式会社が展開する音声配信アプリ『Now Voice』上で“公開”囲み取材を行った。
ボタフォゴを2020年で退団後、ポルティモネンセ加入が発表されたが、登録期限の問題でアゼルバイジャンへとやってきた本田。久々のピッチは「結果は受け入れがたいものでしたが、12月末の最後の試合から久々で、やっぱりいいですね。サッカー選手として、緊張感のある公式戦に出るのは、練習してきましたけど、それとは全く違う緊張」だったとして、「振り返ると反省だらけですけど、いかにいい日だったかを話せば、サッカー選手であることは幸せですね」と、結果への悔しさを語りつつ、ピッチに戻ってきた喜びも示した。
自身は0-2からハーフタイムでの投入だったが、「後半、流れを変える意味での交代だったので、最低でも1点返すなど、結果を出したかった。それができなかったのが一番悔しい」と振り返り、途中出場については「前節も4-0の大勝で、出場していたメンバーに対するリスペクトもあります。僕が逆の立場でもそうします」と、起用法への理解を示しつつ、「次はスタメンで出られるよう」と意欲を語っている。
アゼルバイジャンではプレースタイルとして、VVVフェンロ時代に近くなるかもしれないと話す本田は、「得点とアシストに徹底的にコミットできるようにやっていきたい。1試合1点の目標を掲げました。簡単ではないし、(今日の試合で得点できなかったことで)どこかで1試合2点を取らなければいけなくなりました。それが出すべき結果」と、具体的数字を掲げた。これには公言している東京オリンピック代表への選出のために必要なことととらえているようだ。
これまではボランチとしての出場を目指す旨を口にしていたが、「僕がやれると思っていることと、森保さんが僕に対してやれると思っていることが違う気がしていて、そこのギャップを埋めないといけない意味では、ボランチだと森保さんは僕を選出する可能性を遮ってしまうのではないか」と、U-24日本代表での役割に言及。「考えを変えてトップ、トップ下、セカンドストライカーとか。絶対的なオーバーエイジの3人が決まっていないのであれば、仮に一発何かがほしいというとき、U-24代表の戦い方があるかもしれませんけど、最後決めるところは経験や勝負強さが必要です。その駒としてやります、ということであれば森保さんが候補に入れてくれると期待しています。だからこそ、ここでそれを証明しないとどうにもならない。今はその考え方で、得点、数字にコミットしたい気持ちです」と、改めて並々ならぬ五輪への思いを語り、「やれるだけやって、あとは天のみぞ知る。森保さんに見てもらうだけです」と話す。
本田はこれまでに日本、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジルのピッチに立ってきた。新たなページとしてアゼルバイジャンが記されることになるが、ピッチ外で得たいものについて聞くと、「サッカー選手でありますけど、その前に僕は人としてどう生きていくかに何よりもこだわって意思決定をして、その上でサッカーの目標を意思決定してきました。アゼルバイジャンに行くことが理解できず、批判的に捉えてしまう関係者もいらっしゃいますが、すごくいい経験をしています」と、充実を口にし、次のように語った。
「アゼルバイジャンに来てからも、毎日この国のこと、いろいろなことを知ることができています。知れば知るほど、ノウハウの幅が広がるし、僕の選択肢の幅も広がる。これまで培ったこととの紐付け、点と点が線で結ばれる瞬間があるんです。これは日本にだけいる人だと、線で結びつく意味をなかなか理解してもらえないと思います。アゼルバイジャンでも何気ない会話から、何気ない事実を知る。なぜアルメリアとの紛争があり、休戦に至ったのか、この後どうなるのか。アゼルバイジャンの行く末、アゼルバイジャンの人たちはどうなるか、こういうことを知ることは、僕の人生の好奇心でしかないですけど、人生はサッカー選手で活躍するよりも辞めてからが長いので、日々勉強になっています。アゼルバイジャン情報もいずれ、もう少し話せればいいと思っています。幸せそうですけど、大変そうな国でもありますね」
今シーズンは残り7試合。「アゼルバイジャンのレベルは置いておいて、優勝することはどのリーグでも簡単ではないので、それを味わえる争いに参加できるだけでも、すごくワクワクして、残り試合を戦う状況にいるので、楽しんでいきたいです」と意気込んでいる。
3月15日にネフチ加入が発表され、インターナショナルマッチデーを挟んでのスムガイトFK戦で、前半に2点のリードを許した中で初公式戦のピッチに立った本田は、終始押し込む中、トップ下や右サイドに流れるなどして、ボールを引き出し、ゴールへ迫る姿勢も出したが、守備を固める相手を崩すことはできず、0-2で敗れた。
試合後、自身がCEOを務めるNow Do株式会社が展開する音声配信アプリ『Now Voice』上で“公開”囲み取材を行った。
ボタフォゴを2020年で退団後、ポルティモネンセ加入が発表されたが、登録期限の問題でアゼルバイジャンへとやってきた本田。久々のピッチは「結果は受け入れがたいものでしたが、12月末の最後の試合から久々で、やっぱりいいですね。サッカー選手として、緊張感のある公式戦に出るのは、練習してきましたけど、それとは全く違う緊張」だったとして、「振り返ると反省だらけですけど、いかにいい日だったかを話せば、サッカー選手であることは幸せですね」と、結果への悔しさを語りつつ、ピッチに戻ってきた喜びも示した。
自身は0-2からハーフタイムでの投入だったが、「後半、流れを変える意味での交代だったので、最低でも1点返すなど、結果を出したかった。それができなかったのが一番悔しい」と振り返り、途中出場については「前節も4-0の大勝で、出場していたメンバーに対するリスペクトもあります。僕が逆の立場でもそうします」と、起用法への理解を示しつつ、「次はスタメンで出られるよう」と意欲を語っている。
アゼルバイジャンではプレースタイルとして、VVVフェンロ時代に近くなるかもしれないと話す本田は、「得点とアシストに徹底的にコミットできるようにやっていきたい。1試合1点の目標を掲げました。簡単ではないし、(今日の試合で得点できなかったことで)どこかで1試合2点を取らなければいけなくなりました。それが出すべき結果」と、具体的数字を掲げた。これには公言している東京オリンピック代表への選出のために必要なことととらえているようだ。
これまではボランチとしての出場を目指す旨を口にしていたが、「僕がやれると思っていることと、森保さんが僕に対してやれると思っていることが違う気がしていて、そこのギャップを埋めないといけない意味では、ボランチだと森保さんは僕を選出する可能性を遮ってしまうのではないか」と、U-24日本代表での役割に言及。「考えを変えてトップ、トップ下、セカンドストライカーとか。絶対的なオーバーエイジの3人が決まっていないのであれば、仮に一発何かがほしいというとき、U-24代表の戦い方があるかもしれませんけど、最後決めるところは経験や勝負強さが必要です。その駒としてやります、ということであれば森保さんが候補に入れてくれると期待しています。だからこそ、ここでそれを証明しないとどうにもならない。今はその考え方で、得点、数字にコミットしたい気持ちです」と、改めて並々ならぬ五輪への思いを語り、「やれるだけやって、あとは天のみぞ知る。森保さんに見てもらうだけです」と話す。
本田はこれまでに日本、オランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジルのピッチに立ってきた。新たなページとしてアゼルバイジャンが記されることになるが、ピッチ外で得たいものについて聞くと、「サッカー選手でありますけど、その前に僕は人としてどう生きていくかに何よりもこだわって意思決定をして、その上でサッカーの目標を意思決定してきました。アゼルバイジャンに行くことが理解できず、批判的に捉えてしまう関係者もいらっしゃいますが、すごくいい経験をしています」と、充実を口にし、次のように語った。
「アゼルバイジャンに来てからも、毎日この国のこと、いろいろなことを知ることができています。知れば知るほど、ノウハウの幅が広がるし、僕の選択肢の幅も広がる。これまで培ったこととの紐付け、点と点が線で結ばれる瞬間があるんです。これは日本にだけいる人だと、線で結びつく意味をなかなか理解してもらえないと思います。アゼルバイジャンでも何気ない会話から、何気ない事実を知る。なぜアルメリアとの紛争があり、休戦に至ったのか、この後どうなるのか。アゼルバイジャンの行く末、アゼルバイジャンの人たちはどうなるか、こういうことを知ることは、僕の人生の好奇心でしかないですけど、人生はサッカー選手で活躍するよりも辞めてからが長いので、日々勉強になっています。アゼルバイジャン情報もいずれ、もう少し話せればいいと思っています。幸せそうですけど、大変そうな国でもありますね」
今シーズンは残り7試合。「アゼルバイジャンのレベルは置いておいて、優勝することはどのリーグでも簡単ではないので、それを味わえる争いに参加できるだけでも、すごくワクワクして、残り試合を戦う状況にいるので、楽しんでいきたいです」と意気込んでいる。
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