「ラップに満足しても結果は出ていない」2戦続けて予選ペースに悩まされたルクレール。タイヤを適切に作動させられず
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1第4戦日本GPを8番グリッドからスタートし4位まで挽回したことで、フェラーリSF-24を最大限に活用する自身の能力に安堵したが、第3戦オーストラリアGPと日本GPでは誰もが期待していた魅力的な予選ラップをまとめることができず、その理由について彼は頭を悩ませていた。
レースが終わってみると、ルクレールは先頭集団のなかでただひとり53周を1ストップで完走したドライバーで、彼は「これ以上うまくやれることはなかったと思う。ペース、タイヤマネジメント、コミュニケーションは本当によかった」と語った。
しかし、ルクレールは「ドライバーとして、週末を通して常にネガティブなことを考えなければならない」と認め、オーストラリアGPの週末が始まって以降、彼を阻んできたものに焦点を当てた。
「オーストラリアでもここでも、レースペースは問題にならなかったが、僕の予選のペースはよくなかった」
「予選のペースに取り組むということは、僕のキャリアにおいてあまりやり慣れていないことだ。たいていは土曜日はかなりよかったからね」
「2レース連続でタイヤを適正範囲に入れることに苦戦している。これは間違いなく僕の第一の焦点だ。これから上海に向かうにあたって、タイヤの適切なウインドウを見つけ、絶えずそのウインドウ内にタイヤを入れていくんだ。そしてそうできるようになれば、予選ではペースが戻ると確信している」
予選Q3終了時のカルロス・サインツとのギャップはわずか0.104秒だったが、ルクレールが主に後れを取ったのは最初のセクターだった。デグナーカーブまで走る際にチームメイトに0.141秒負けていたため、ルクレールはタイヤの準備で何か間違ったことをしていると考えるようになった。
「さっきも言ったように、僕のラップはそれほど悪くなかった。土曜日のラップは実際にはよかったけれど、タイヤから得られるグリップがなかった。それは僕がアウトラップでまずい仕事をしたからだ」
「とてもフラストレーションが溜まる。ラップを終えて満足しても、結果は出せていない。だからそのことに集中しなければならない。違いはほとんどないからね」
最後にルクレールは、鈴鹿の予選セッションでのラップタイムに明らかに不満を抱いていたものの、今後に向けてはより楽観的な見通しを示した。
「上海まで1週間ある。データをよく分析し、何かに集中すればいつでもすぐに改善できるので自信を持っている。だからあまり心配はしていないが、今は上海に向けて一歩前進する必要がある」
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