WBC世界一の代償 西武・山川穂高も離脱 心配される「後遺症」とは
WBCではベンチの盛り上げ役も務めた。(C)Getty Images
西武に激震が走った。10日、主砲・山川穂高内野手が出場選手登録を抹消された。
9日のソフトバンク戦では「4番・一塁」のスタメンに名前を連ねていたが、初回の守備につかず交代。試合後、ふくらはぎに張りが出たことを認めていた。
ここまで8試合で打率・269、0本塁打、1打点の成績を残していた。
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先月行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパン日本代表として優勝に貢献した山川。一方、同じく現在、戦線を離れている同じく侍ジャパンメンバーの源田壮亮とともに「代償」もまた大きなものとなっている。
源田はWBC1次ラウンドの韓国戦で走者として帰塁の際に右手小指を痛めた。その後、骨折が判明したが、本人が出場を直訴。その意思をくんで、所属チームの西武も大会最後まで出場を認めた経緯がある。
一方、帰国後はチームから出場ストップがかかった。当面はリハビリに専念し、合流は約1か月後を予定している。主砲と正遊撃手を欠くことになり、西武・松井監督も当面やりくりに頭を悩ませることになりそうだ。
ほかのチームでも影響が心配されている選手はいる。現在首位を走るヤクルトでは、侍ジャパン組の主砲、村上宗隆は打率・212、山田哲人は・176、打撃の良さで知られる捕手の中村悠平も・095(10日現在)と状態が上がってきていない。チーム防御率が0・77と先発、救援陣の脅威の頑張りもあり首位をキープしているが主力野手の状態は気がかりではある。
WBCでは過去にも大会後、不調を訴える選手はいた。大会にかかる重圧、短期間での時差をはさむ移動、例年とは早い時期にコンディションをピークに持っていく必要があるため、少なからず反動が出てしまう面もある。
山川にしても大会中、先発メンバーを外れることは多かったが、逆に実戦機会が例年より少なかったことで、コンディションを整えることに困難が伴ったことは予想される。
3大会ぶりのWBC優勝で野球人気も高まった今季、声だし応援も解禁となり、球場には以前のようなにぎわいがもどってきている。これ以上、戦線離脱する選手が出ないことを祈りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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