ヤクルト・村上宗隆も苦しむ「WBC後遺症」 打撃以外でも球界内から心配される「深刻な状況」

2023年4月26日(水)11時34分 ココカラネクスト

 開幕から4番として出場を続けている村上(C)CoCoKARAnext

 ヤクルトは首位攻防となった25日のDeNA戦(横浜スタジアム)に3—5と敗れ、今季2度目の3連敗で3位転落となった。

 開幕から苦しむ貧打が足を引っ張っている。この日は今季初めて1番に太田賢吾を起用、その太田が2安打、5番サンタナが3安打と気を吐くも、得点は7回の中村悠平の適時打と代打浜田太貴の2ランのみ。

【動画】敗れた中で光った、7回一死三塁でエスコバーから放った中村悠平の適時打のシーン

 開幕から20試合連続で2桁安打はなし。チーム打率も・189とリーグワーストに低迷する苦しい状況が続いている。

 中でも貧打の象徴となっているのが、4番にすわる村上宗隆だ。この日は3打数無安打で2三振。今季20試合目で早くも30三振を記録、打率は・167まで落ち込んでいる。

 打撃の深刻さとともに集中力を欠くプレーも心配されている。

 1回裏の守備では2番・京田陽太の打球をファンブルし、失策が記録された。俊足で知られる京田の出塁を許したことでその後の失点に結びつく悪循環となっている。

 すでに開幕20試合ながら、失策は「4」とセ・リーグ三塁手部門でワーストとなっている。今季から本格的に三塁守備に取り組む阪神・佐藤輝明の失策数は「3」。以前から守備の粗さは指摘されていた村上だが、この日の失策には、25日に放送された「ニッポン放送ショウアップナイター」で解説を務めた野球解説者の野村弘樹氏も「(不振の)バッティングの影響も多少あるかもしれませんね」と集中力を欠くプレーに心配そうな様子を見せた。

 世界一に輝いたWBCから休むことなくシーズンに突入。本人は「燃え尽き症候群」を否定するなど弱音を吐くことはないが、同じ侍ジャパンメンバーである中村が肉体の疲労を認める中、村上も同様に「後遺症」に悩まされていることをうかがわせる。

 昨年令和初の三冠王に輝き、侍ジャパンの勇姿も多くの人々に感動を与えた。復活まで今しばらく時間が必要となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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