井上尚弥vsネリの勝者にWBCが“ダイヤモンドベルト贈呈”へ「日出ずる国でここ数十年における最も重要な試合だ」
稀代のボクサー井上とネリの対戦に世界から注目が集まっている(C)Getty Images
数々の偉業を成し遂げ、日本ボクシング界の歴史を塗り替えてきた世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)。来る5月6日には、東京ドームにて元世界2階級制覇王者のルイス・ネリ(メキシコ)とタイトルマッチを行なうが、この試合も日本の“モンスター”にとって大きな意味を持つ戦いとなりそうだ。
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現地4月10日(日本時間11日)、世界プロボクシング主要4団体のひとつであるWBCは、この一戦を制したファイターに“ダイヤモンドベルト”を贈呈すると発表。いよいよゴングまで1か月を切った井上vsネリ戦の重要度に関しては、WBCの会長を務めるマウリシオ・スレイマン氏も認めており、今回のベルト贈呈が決まったという。
また、発表に際してWBCは、文字通り世界中のボクシング関係者から熱い視線が注がれているこのビッグマッチについて、「日出ずる国でここ数十年における最も重要な試合」と前置き。「偉大なファイターによるこの大一番の勝者には、特別なトロフィーとして名誉あるWBCダイヤモンドベルトを授与する」と報告した。
2009年に創設され、多くのレジェンドが手にしている同ベルト。過去には、元世界6階級王者(8階級王者とも)マニー・パッキャオ(フィリピン)や元世界5階級王者のフロイド・メイウェザー、史上初の主要4団体統一王者バーナード・ホプキンス(ともに米国)、元世界4階級王者のレオ・サンタクルス(メキシコ)らが獲得している。
なお、これまで無敗街道を走り続けてきた井上は、26戦全勝(23KO)というプロ戦績。一方、挑戦者のネリは36戦35勝(27KO)1敗で、唯一の敗北が2021年5月に行なわれたブランドン・フィゲロア(米国)戦だ。はたしてこの難敵を相手に“日本ボクシング界の最高傑作”はどんな戦いを見せるだろうか、今から楽しみだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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