ハースF1、次戦アゼルバイジャンGPでタイヤに関する問題が再発することを危惧
ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、バーレーンGPと中国GPでVF-19のパフォーマンスに付きまとったタイヤの問題が、アゼルバイジャンGPでチームにさらに重くのしかかってくることを懸念している。
開幕戦オーストラリアGPではケビン・マグヌッセンが6位でフィニッシュし、ハースは2019年シーズンを着実なかたちでスタートした。しかしそれ以降、チームのパフォーマンスレベルは勢いを失っている。バーレーンGPと中国GPでは、マグヌッセンとチームメイトのロマン・グロージャンはいずれもポイント圏外だったのだ。
ふたりのドライバーは今シーズン3度目となる予選Q3進出を果たし、VF-19はショートランで強力なペースを発揮できることを示した。
しかし日曜決勝でのマシンは、マグヌッセンとグロージャンにポイント獲得のチャンスを与えられるものではなかった。レースでは、バーレーンで始まったトラブルがまだ解決されていないという明確な兆候が見られた。
「バーレーンの後で問題を理解したが、ここに間に合うように解決できなかった。まだやるべきことが残っている」とシュタイナーは語った。
「作業を続け、大きな問題の解決策を見つ出す必要がある」
「プレシーズンテストのときにはなかった問題だ。テストのコースは、バーレーンや上海、またバクーとはまったく性質が異なるからね」
「バクーではさらに状況が悪くなるだろう。失望することになるだろうから、心の準備をしている。バクーの前に何かしら発見があることを望んでいる。こうしたコースでは、タイヤにエネルギーを伝えることができないのだ」
シュタイナーは、コースの構成がフェラーリのパワーユニットを搭載したハースのVF-19と最も相性が悪いことを明らかにした。
「長いストレートと低速コーナーからなる高速トラックでは、タイヤを温めることができない。そういうことだ」
「プレシーズンテストでは、いくらバルセロナが寒かったとしても、タイヤに何度も負荷をかけ、エネルギーを伝え、温度を保つことができた」
「オーストラリアは気温が高かったので問題はなかった。しかしバーレーンと上海では、うまくいかなかったのだ」
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