シャビ、エトー、アンリ…2008-09クラシコメンバーの現在地(バルサ編)
サッカーキング2020年4月16日(木)17時10分
DAZNは17日、『Re-LIVE』と題して2009年のエル・クラシコを配信 [写真]=Getty Images
世界中のサッカーファンが注目する一戦「エル・クラシコ」。レアル・マドリードとバルセロナが激突するダービーマッチでは、数々のドラマが生まれてきた。2008-09シーズンのリーガ・エスパニョーラ第34節に行われたクラシコは、記録だけでなく「記憶」にも残る一戦として知られている。
2009年5月2日、バルセロナは敵地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、6-2の歴史的大勝を飾った。ただ、今も語り継がれる理由はこれだけではない。リオネル・メッシが初めて“偽9番(ファルソ・ヌエベ)”としてプレーした試合でもあった。両雄のその後に大きな影響を与えた90分だったと言える。
FIFAやJFAなどが過去の名勝負を動画配信サービスで無料配信するなか、DAZNは『Re-LIVE』と題し、17日にこの一戦を配信する。そこで今回は、当時の出場メンバーの中から、すでに現役を退いている選手や引退間近の選手など、懐かしい顔ぶれを各チーム10名ずつ選出。本稿では、バルセロナのメンバー10名の現在地を背番号とともに紹介する。
レアル編はこちらから!
※年齢は4月16日時点のもの
▼FW 9 サミュエル・エトー
(元カメルーン代表/当時28歳、現在39歳)
“アンチ・レアル”の象徴的存在だったエトー。11年前のクラシコでは、メッシが“偽9番”としてプレーし始めると、右ウイングのポジションに入ってディフェンスラインの背後を狙い続けた。2009年の退団後は、イタリア、ロシア、イングランド、トルコを転戦。現役最後のクラブはカタールSCで、昨年9月に引退を表明した。その後はFIFAが主催する子供支援プロジェクトに参加したり、レジェンドマッチに参加したりと、精力的に活動している。
▼FW 14 ティエリ・アンリ
(元フランス代表/当時31歳、現在42歳)
2007年にアーセナルから加入し、11年前のクラシコでは2得点を挙げたアンリ。メジャーリーグ・サッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズを退団後、2014年末に引退を表明すると、ベルギー代表のコーチとして2018 FIFA ワールドカップ ロシア3位入賞に貢献した。古巣モナコでの監督生活は3カ月で終わりを迎えたが、昨年11月にMLSのモントリオール・インパクトの監督に就任し、新たな挑戦を始めている。
▼MF 6 シャビ
(元スペイン代表/当時29歳、現在40歳)
昨シーズン限りで現役を引退し、指導者キャリアをスタート。カタールのアル・サッドを率いて、FIFAクラブワールドカップ2019にも出場した。その後、バルセロナの監督就任の噂もあったが実現せず。それでも遠くない将来に復帰することが濃厚だ。メディアを通じて発信されるサッカー観は、選手時代から全く変わらず、古巣の現状についても率直な意見を口にしている。
▼MF 24 ヤヤ・トゥーレ
(元コートジボワール代表/当時25歳、現在36歳)
クラブ初のコートジボワール人選手として3年間プレー。11年前のクラシコではアンカーポジションに入り、シャビとアンドレス・イニエスタの後ろでバランスをとる役目を担った。マンチェスター・Cで成功したイメージが強いものの、バルセロナでも7つのタイトルを獲得している。現在は中国の青島黄海に所属するが、つい先日、本田圭佑が所属するボタフォゴへの移籍話が浮上した。
▼DF 22 エリック・アビダル
(元フランス代表/当時29歳、現在40歳)
2018年夏、スポーツディレクターに就任し、5年ぶりのバルセロナ帰還を果たした。選手として在籍した2011年には肝臓に腫瘍が見つかり、摘出手術を受けている。その後、長期の戦線離脱を強いられたが、奇跡の復帰を果たして多くのファンに勇気と希望を与えた。
▼DF 5 カルレス・プジョル
(元スペイン代表/当時31歳、現在42歳)
11年前のクラシコでキャプテンを務め、20分にはクラシコ初ゴールをマーク。ちなみにセンターバックコンビを組んだジェラール・ピケもダメ押しの6点目を決めてクラシコ初得点を記録した。2014年の引退後は代理人業にもトライしたが、現在はラ・リーガやUEFAのアンバサダーとしての活動がメインとなっているようだ。
▼DF 20 ダニエウ・アウヴェス
(元ブラジル代表/当時25歳、現在36歳)
ジョゼップ・グアルディオラが監督に就任した2008年にセビージャから加入し、不動の右サイドバックとして活躍した。キャリア通算のタイトル数は歴代最多の「40」を誇り、そのうち23個のタイトルはバルセロナで獲得している。昨シーズン限りでパリ・サンジェルマンを退団したあとは、母国のサンパウロに所属。キャプテンマークを巻き、主に中盤センターでプレーしている。
▼GK 1 ビクトル・バルデス
(元スペイン代表/当時27歳、現在38歳)
クラブ生え抜きのGKとして、2002年から2014年までトップチームでプレー。黄金期を迎えたチームで不動の守護神に君臨した。しかし、輝かしいキャリアはバルサ時代にとどまり、海外挑戦を経て2018年1月に突如として引退を宣言した。今シーズンから古巣のフベニールA(U-19)で監督を務めるも、わずか11週間で辞任。シャビやラウールが監督としての経験を積むなか、今後どのようなキャリアを歩むのか注目される。
▼FW 11 ボージャン・クルキッチ
(元スペイン代表/当時18歳、現在29歳)
17歳でトップチームデビュー、クラシコデビューを飾ったのも17歳だった。しかし“神童”と評されたボージャンのその後は苦難の連続で、スペインのほかに、イタリア、オランダ、イングランド、ドイツでプレーしたものの、ブレイクを果たせず。昨年夏からアメリカ大陸に拠点を移し、MLSのモントリオール・インパクトに所属する。アンリ新監督の下でもう一花咲かせたいところだ。
▼MF 15 セイドゥ・ケイタ
(元マリ代表/当時29歳、現在40歳)
グアルディオラとともにチームに加入し、同監督と同じシーズンにクラブを別れを告げたケイタ。プロフェッショナルの鑑として、チームメイトや地元のファンからも慕われた。その人柄は現役引退後も変わらず、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する母国の600世帯に食料支援を行ったというニュースが先日、世界を駆け巡った。
(記事/Footmedia)
2009年5月2日、バルセロナは敵地サンティアゴ・ベルナベウに乗り込み、6-2の歴史的大勝を飾った。ただ、今も語り継がれる理由はこれだけではない。リオネル・メッシが初めて“偽9番(ファルソ・ヌエベ)”としてプレーした試合でもあった。両雄のその後に大きな影響を与えた90分だったと言える。
FIFAやJFAなどが過去の名勝負を動画配信サービスで無料配信するなか、DAZNは『Re-LIVE』と題し、17日にこの一戦を配信する。そこで今回は、当時の出場メンバーの中から、すでに現役を退いている選手や引退間近の選手など、懐かしい顔ぶれを各チーム10名ずつ選出。本稿では、バルセロナのメンバー10名の現在地を背番号とともに紹介する。
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※年齢は4月16日時点のもの
▼FW 9 サミュエル・エトー
(元カメルーン代表/当時28歳、現在39歳)
“アンチ・レアル”の象徴的存在だったエトー。11年前のクラシコでは、メッシが“偽9番”としてプレーし始めると、右ウイングのポジションに入ってディフェンスラインの背後を狙い続けた。2009年の退団後は、イタリア、ロシア、イングランド、トルコを転戦。現役最後のクラブはカタールSCで、昨年9月に引退を表明した。その後はFIFAが主催する子供支援プロジェクトに参加したり、レジェンドマッチに参加したりと、精力的に活動している。
▼FW 14 ティエリ・アンリ
(元フランス代表/当時31歳、現在42歳)
2007年にアーセナルから加入し、11年前のクラシコでは2得点を挙げたアンリ。メジャーリーグ・サッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズを退団後、2014年末に引退を表明すると、ベルギー代表のコーチとして2018 FIFA ワールドカップ ロシア3位入賞に貢献した。古巣モナコでの監督生活は3カ月で終わりを迎えたが、昨年11月にMLSのモントリオール・インパクトの監督に就任し、新たな挑戦を始めている。
▼MF 6 シャビ
(元スペイン代表/当時29歳、現在40歳)
昨シーズン限りで現役を引退し、指導者キャリアをスタート。カタールのアル・サッドを率いて、FIFAクラブワールドカップ2019にも出場した。その後、バルセロナの監督就任の噂もあったが実現せず。それでも遠くない将来に復帰することが濃厚だ。メディアを通じて発信されるサッカー観は、選手時代から全く変わらず、古巣の現状についても率直な意見を口にしている。
▼MF 24 ヤヤ・トゥーレ
(元コートジボワール代表/当時25歳、現在36歳)
クラブ初のコートジボワール人選手として3年間プレー。11年前のクラシコではアンカーポジションに入り、シャビとアンドレス・イニエスタの後ろでバランスをとる役目を担った。マンチェスター・Cで成功したイメージが強いものの、バルセロナでも7つのタイトルを獲得している。現在は中国の青島黄海に所属するが、つい先日、本田圭佑が所属するボタフォゴへの移籍話が浮上した。
▼DF 22 エリック・アビダル
(元フランス代表/当時29歳、現在40歳)
2018年夏、スポーツディレクターに就任し、5年ぶりのバルセロナ帰還を果たした。選手として在籍した2011年には肝臓に腫瘍が見つかり、摘出手術を受けている。その後、長期の戦線離脱を強いられたが、奇跡の復帰を果たして多くのファンに勇気と希望を与えた。
▼DF 5 カルレス・プジョル
(元スペイン代表/当時31歳、現在42歳)
11年前のクラシコでキャプテンを務め、20分にはクラシコ初ゴールをマーク。ちなみにセンターバックコンビを組んだジェラール・ピケもダメ押しの6点目を決めてクラシコ初得点を記録した。2014年の引退後は代理人業にもトライしたが、現在はラ・リーガやUEFAのアンバサダーとしての活動がメインとなっているようだ。
▼DF 20 ダニエウ・アウヴェス
(元ブラジル代表/当時25歳、現在36歳)
ジョゼップ・グアルディオラが監督に就任した2008年にセビージャから加入し、不動の右サイドバックとして活躍した。キャリア通算のタイトル数は歴代最多の「40」を誇り、そのうち23個のタイトルはバルセロナで獲得している。昨シーズン限りでパリ・サンジェルマンを退団したあとは、母国のサンパウロに所属。キャプテンマークを巻き、主に中盤センターでプレーしている。
▼GK 1 ビクトル・バルデス
(元スペイン代表/当時27歳、現在38歳)
クラブ生え抜きのGKとして、2002年から2014年までトップチームでプレー。黄金期を迎えたチームで不動の守護神に君臨した。しかし、輝かしいキャリアはバルサ時代にとどまり、海外挑戦を経て2018年1月に突如として引退を宣言した。今シーズンから古巣のフベニールA(U-19)で監督を務めるも、わずか11週間で辞任。シャビやラウールが監督としての経験を積むなか、今後どのようなキャリアを歩むのか注目される。
▼FW 11 ボージャン・クルキッチ
(元スペイン代表/当時18歳、現在29歳)
17歳でトップチームデビュー、クラシコデビューを飾ったのも17歳だった。しかし“神童”と評されたボージャンのその後は苦難の連続で、スペインのほかに、イタリア、オランダ、イングランド、ドイツでプレーしたものの、ブレイクを果たせず。昨年夏からアメリカ大陸に拠点を移し、MLSのモントリオール・インパクトに所属する。アンリ新監督の下でもう一花咲かせたいところだ。
▼MF 15 セイドゥ・ケイタ
(元マリ代表/当時29歳、現在40歳)
グアルディオラとともにチームに加入し、同監督と同じシーズンにクラブを別れを告げたケイタ。プロフェッショナルの鑑として、チームメイトや地元のファンからも慕われた。その人柄は現役引退後も変わらず、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮する母国の600世帯に食料支援を行ったというニュースが先日、世界を駆け巡った。
(記事/Footmedia)
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