中国代表GKのFW起用を「荒い」と韓国批判のワケ「少林サッカー」と皮肉も
U23中国代表は今月16日開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選グループステージ初戦(対U23日本代表)で、DF西尾隆矢(セレッソ大阪)の一発退場で数的優位に立ったものの0-1で敗北。19日にU23韓国代表との対戦を控える中、韓国メディアは中国のラフプレーを警戒している。
中国は前半17分、MF賈非凡が西尾から肘打ちを食らったことにより、残り時間を11人vs10人で戦うことに。ボール支配率62%、シュート10本、枠内シュート6本と日本を押し込んでいたが、GK小久保玲央ブライアンの好セーブもあり、最後までゴールネットを揺らすことはできず。終盤には、GKユ・ジンヨン(山東泰山)がGK登録にもかかわらずフィールドプレーヤー(FP)として出場したが、功を奏しなかった。
この一戦で目立ったラフプレーは無かった中国。日本代表も負傷者を出さなかったが、韓国メディア『聯合ニュース』は17日に「中国戦で最も気を付けないといけないのは、“少林サッカー”と名付けられている格闘技のプレースタイルだ。彼らは試合展開に関わらず、ラフプレーをすることで有名である。むしろ“少林サッカー”というニックネームが面白いように感じるほどだ」と皮肉を交えながら、中国の戦い方を分析。
昨年6月に行われた中国代表との強化試合で、FWオム・ウォンサン(蔚山HD)、FWチョ・ヨンウク(金泉尚武FC)、MFコ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)の3選手が中国代表選手とのコンタクトプレーで負傷したことを紹介した上で、U23アジア杯での再戦を前に警戒感を強めている。
また『聯合ニュース』は、日本戦における中国代表のプレーについて「中国はゴールを決めるべく、終盤に身長2メートル以上のGKを投入。ポストプレーを繰り広げるような荒い交代策を実行したが、効果は無かった」と綴るなど、フィジカル勝負に拘る戦術をバッサリ切り捨てた。
韓国はU23アジア杯のグループステージ初戦で、UAE相手に1-0と勝利。中国戦で勝利すれば決勝トーナメント進出がほぼ確実となるが、『聯合ニュース』は「UAE戦で複数の負傷者を抱えている」と自国代表の懸念点も指摘している。
昨年秋の杭州アジア大会でも、男子サッカー競技準々決勝で中国と対戦した韓国代表。この時も試合前に韓国メディア『スポーツ朝鮮』が「中国は荒いプレーで悪名高いチーム」と批判的に論じていただけに、U23アジア杯の舞台でも中国批判が湧き起っている。
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