今年は“心構え”が変わったルクレール。早くも34ポイント差を築くも「タイトルのことを考えるのは時期尚早」
フェラーリはこの数年で最高のシーズンスタートを切っている。2022年のF1世界選手権第3戦オーストラリアGPを終えた時点で、シャルル・ルクレールはランキング2位のジョージ・ラッセル(メルセデス)にすでに34ポイントの大差をつけている。
しかしルクレールは、タイトルのことを考えるのは時期尚早だと述べている。
「タイトルのことをあまり考えたくはない。シーズンはまだほんの序盤だからね。もちろんランキング首位にいるのはうれしい。34ポイント差をつけることは、カレンダーのどの時期でもいいことだ。でも今はタイトルのことにあまり集中したくない」
しかしルクレールは、チャンピオンシップをリードすることは特別な気持ちであることを認めている。 また、競争力を備えたフェラーリの2022年型マシン『F1-75』によって、自信が増しているとも語った。
「もちろん意識は過去2年とは少し違っている。なぜなら今の僕には勝てる能力のあるマシンがあると分かっているからだ。それに順位をひとつやふたつ上げるために、何かをやりすぎたり、極端に特殊なことや派手なことをやる必要がない。そういうことはマシンが備えているから、僕は仕事をすればいいだけなんだ。だから今年は心構えが少し違っている」
次戦はイモラでのエミリア・ロマーニャGPだ。フェラーリのドライバーが世界選手権で首位につけてチームのホームレースに臨むのは、2017年以来のことになる。
「素晴らしいことになるだろう。でも僕たちは最初の3回の週末と同じようにレースウイークに取り組む必要がある。自分たちに余計なプレッシャーをかけたり、物事をやりすぎないことが、本当に重要だと思う。僕たちはシーズンの始まりから、チームとしてすごく順調に仕事ができていると思うから、ただ自分たちの仕事を続ける必要があるだけだ。最初の3回の週末でやったようにね」
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