MotoGP:5戦ぶり表彰台獲得のビニャーレス、「バイクのフィーリングが大きく変わった」
マーべリック・ビニャーレス(モビスター・ヤマハ・MotoGP)がMotoGP第3戦アメリカズGPで、5戦ぶりの表彰台に立った。「今、僕たちのマシンは去年よりもよくなっている」と語るビニャーレス。2017年シーズン序盤の快進撃を、再び見せることができるだろうか。
2017年シーズン序盤、ビニャーレスは第5戦フランスGPまでで3勝を挙げ、スズキからヤマハに移籍した初年度でその実力をいかんなく発揮した。しかしビニャーレスはその後失速。シーズン後半には優勝から遠ざかっていた。
そのビニャーレスが、2018年シーズン3戦目にして表彰台を獲得した。2017年第16戦マレーシアGP以来、5戦ぶりの表彰台登壇だ。
アメリカズGP予選で2番手タイムだったビニャーレスは、マルケスのペナルティによる3グリッド降格によってポールポジションスタートとなる。
「フロントロウからのスタートは有利だよね。落ち着いていられたよ。上位3、4台の動きを把握することができた」
レースではオープニングラップでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)がトップに浮上。マルケスは序盤に激しくプッシュして独走状態を築く。ビニャーレスは一時は3番手にポジションを落としたが、6周目の1コーナーでアンドレア・イアンノーネ(チーム・スズキ・エクスター)をとらえて2番手に浮上してその順位を守り切り、2位でチェッカーを受けた。
「マルクに挑むのは難しかったけれど、2位になることができた」と、ビニャーレスは2位表彰台獲得に満足しているようだ。
「去年みたいなミス(転倒リタイヤ)をしたくなかったから、マルクを追うことはあきらめて(3番手の)アンドレアとの差をコントロールしていたよ」
「チームはこの週末、いろいろな方法を試してくれて、それがいい結果につながった。バイクは去年よりも強くなっているようだ。レース中にそう感じることができたよ」
さらにビニャーレスは、今のヤマハYZR-M1ついて、こうも説明する。
「バイクのフィーリングが大きく変わったんだ。今、バイクにいい感触を感じている。僕たちはこれを維持していけるようにしたいね」
次戦からはヨーロッパラウンド。ビニャーレスは「(第4戦の)へレスが待ちきれないよ。大好きなコースが続くんだ」と息巻く。表彰台に戻ってきたビニャーレスが、約1年遠ざかっていた優勝を手にする日も近いかもしれない。
「MotoGP」をもっと詳しく
「MotoGP」のニュース
-
HJCヘルメット、クアルタラロの『ル・マン スペシャル2024』レプリカを7月に発売/MotoGPフランスGP5月22日13時6分
-
ヤマハ、クラッチローの第7戦イタリアGPでのワイルドカード参戦をキャンセル。右手の手術による合併症で出走を断念/MotoGP5月21日20時30分
-
アライ、MotoGPトップライダーのペドロサの最新レプリカ『RX-7X ペドロサ将軍』を2024年7月上旬に発売5月20日17時0分
-
同じにはならない「セカンドマシン問題」。2027年以降の新マシン規則/MotoGPの御意見番に聞くフランスGP5月17日12時2分
-
アコスタ「奇妙な動きをしていたライダーがいた」上位争い中に行き場を喪失、初の転倒リタイアに/第5戦フランスGP5月15日7時5分
-
施された大きな変更と小さな違いで、クアルタラロがル・マンで披露した渾身の走り/MotoGP第5戦フランスGP5月15日3時15分
-
KTMのビンダー、最後尾から14台抜き!「小さな違い」でスプリントでのミスを挽回/第5戦フランスGP5月14日21時53分
-
役者がそろった優勝争いマルティンの長い長い残り5周、M.マルケスの誤算、バニャイアの9コーナー/MotoGP第5戦フランスGP5月13日21時0分
-
ヤマハ:ペース向上に喜ぶクアルタラロ「クラッシュしたけどハッピーなのは初めて」/第5戦フランスGP 決勝5月13日12時1分
-
中上貴晶、2戦連続ポイント獲得「改善は必要だが、モチベーションを高めることができた」/第5戦フランスGP 決勝5月13日8時18分
スポーツニュースランキング
-
1井上尚弥に止まぬ特大評価 リング誌の“ウシク1位”にメキシコ名伯楽が異論「イノウエはあまり騒がない。それでも十分偉大」 ココカラネクスト
-
2JRAが競馬ファンに注意喚起 「競馬場へ移動中の騎手に関するお願い」として写真撮影やサイン等お断り スポーツニッポン
-
3大谷翔平が“史上5人目の快挙”へ! 第1打席に左前打で4試合連続安打 打率「.350」維持なら歴史的記録を達成 ココカラネクスト
-
426年WBC開催地が発表 プールCは東京ドーム 決勝は昨年と同じく侍ジャパン世界一の地・フロリダ スポーツニッポン
-
5止まらぬジャッジ! 4月の絶不調から一転、大谷翔平を凌ぐ15号 NY紙も脱帽「これ以上にないほど素晴らしい」 ココカラネクスト