WEC:ラルブル・コンペティション、スパ6時間参戦ドライバーを変更
2018/19年のWEC世界耐久選手権“スーパーシーズン”に参戦するラルブル・コンペティションが、5月3〜5日に開催される開幕戦スパ・フランコルシャン6時間レースにおいて、フェルナンド・リースに代えてジュリアン・キャナルを起用することが明らかになった。
2018年5月の開幕戦から2019年6月のル・マン24時間まで、1年を超えるロングシーズンとなる今季のWEC。そんなシリーズに2016年以来の復帰を果たすこととなったラルブル・コンペティションは、長年シボレー・コルベットのGTマシンでスポーツカーレースに参戦し、ル・マン24時間クラス優勝を複数回制しているフランスの名門チームだ。
スポット参戦した2017年のル・マン24時間では“アートカー”に仕上げられた50号車コルベットC7.Rを投入し、リースのドライブでLM-GTEアマクラスのポールポジションを奪っている。
今季はオンローク社製のリジェJS P217・ギブソンを用いてLMP2クラスに挑戦するチームは当初、エルウィン・クリード、ロマーノ・リッチ、リース組という布陣でWECのスーパーシーズンを戦っていく予定だった。
しかし、資金面での問題を抱えため、エースドライバーのリースとの契約を解除。チームにスポンサー資金を持ち込めるドライバーを募集することとなっていた。
そうしたなかで新たに迎えることになったキャナルは、かつて同チームに所属し2011、2012年のル・マンではコルベットC6.Rを駆りLM-GTEアマクラス2連覇を達成したほか、2015年にはGドライブ・レーシングから参戦したWECのLMP2クラスでシリーズチャンピオンを獲得している。
そんなキャナルとラルブル・コンペティションの契約は開幕戦スパのみと考えられているが、これはキャナルがELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにフル参戦し、WEC第2戦として組み込まれているル・マンにも出場するパニス・バルテズ・コンペティションとの契約を優先するとみられるためだ。
ル・マンではキャナルが加わることが予想されるパニス・バルテズ・コンペティションは先週、ポール・リカールで開催されたELMS開幕戦をウィル・スティーブンスとティモテ・ビュレの2名態勢で挑み、決勝レースを8位で終えている。
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