予選でクラッシュしたチーム・プロジェクト1のポルシェが決勝前に撤退。1週間で2台を失う/WECスパ
WEC世界耐久選手権の第1戦スパ・フランコルシャンで、4月30日に行なわれた予選セッション中にクラッシュを喫したチーム・プロジェクト1の56号車ポルシェ911 RSR-19が、決勝を前にレースから撤退することが明らかとなった。これにより、同チームからLMGTEアマクラスにエントリーしていたポルシェは、2台ともスパから去ることとなった。
『mentos』のカラーリングでお馴染みのチーム・プロジェクト1の56号車は、エギディオ・ペルフェッティが予選中にラディオンでクラッシュ。チームのスポークスパーソンによれば、チームは深夜までマシンの修理を試みた後に、撤退の決断がされたという。
アクシデントの際、自ら歩いて現場を後にしていたペルフェッティは、5月1日午後に行なわれる決勝レースで、リカルド・ペーラ、そしてLMGTEアマクラスにおける最速のドライバーのひとりであるマッテオ・カイローリとともに、56号車のステアリングを握る予定だった。
同チームは当初、46号車のポルシェ911 RSR-19(デニス・オルセン/アンダース・ブハルト/アクシル・ジェフェリーズ)もエントリーしていたが、こちらは週の前半にスパで行なわれた公式テスト“プロローグ”にてクラッシュし、レースウイーク前に撤退を決めていた。
なお、ペルフェッティの予選でのアクシデントは、同じく予選セッション中の直前に起きたデンプシー・プロトン・レーシング77号車ポルシェ911 RSR-19の事故とほぼ同じようなクラッシュだったが、77号車の方は現地時間13時30分のレーススタートに間に合うよう、修理がなされたと見られている。
「我々は懸命に働き、すべてを試したが、結論は次のとおりだ。56号車はスパ6時間レースに参加しない」とチーム・プロジェクト1の代表、アクセル・ファンケは述べている。
「スパは容赦のないトラックであるが、今年は最大級に容赦がなかった」
「1週間のうちに双方のクルマを失うというのは、誰にとっても受け入れ難いことだ。次のレースはポルティマオだ。このイベントに向け全力を注ぎ、スパと同じくらい競争力のある、2台のクルマを用意するつもりだ」
56号車の撤退により、WEC第1戦スパ・フランコルシャン6時間レースの決勝は、33台のマシンで争われることになる見込みだ。
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