2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)
2023年F1第4戦アゼルバイジャンGPの決勝レースで6位〜10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位〜10位のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、角田裕毅(アルファタウリ)だ。
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=10位(51周/51周)
タフなレースでしたが、チーム、特にメカニックたちが、昨日の(スプリントの)後、素晴らしい仕事をしてマシンを修理してくれました。
セクター2で幾分タイムを失ったものの、エンジニアは強力なセットアップを見つけ出してくれました。今週末はロングランを走る機会があまりなかったですが、強力なペースを発揮することができ、そのパフォーマンスを頼りにレースを進めていくことができました。チームは素晴らしい仕事をしたと思います。
自分のパフォーマンスにも満足しています。一貫性を発揮できました。マクラーレン2台の間を走っていたので、ひとつでもミスをすればポイントを失う状況でした。かなりの集中力が必要でしたが、最終的に、今回もトップ10フィニッシュを達成することができました。
常にポイント争いをするための開発と改善の余地はまだあります。でも僕は、チームが今後はより一層強いレースができると確信しています。
■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラワン・チーム)
決勝=9位(51周/51周)
いいレースだったよ。これは手に入れようとしていたリザルトであり、今日可能な最大の結果だった。9位というと大したことがないように思えるかもしれないが、今の僕たちに可能なベストの結果だ。
ピットストップを済ませた後にセーフティカーが出動したので、その点では少しついてなかった。その後、ヒュルケンベルグの後ろに引っかかってしまった。でも最終的には2ポイントをつかんだので、堅実な結果といえるし、このトラックに持ち込んだ新しいパーツから良い結果を得ることができた。
だから満足だよ。マイアミではさらに改善できるよう頑張ろう。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(51周/51周)
今日は自分に少しがっかりしている。スタートがうまく決まって、それなりのポジションまで上がった。ピットレーンに入る時にうまくストロールを抜いたのに、リスタートで失敗してしまった。ランスからポジションを守っていて、フェルナンド(・アロンソ)に追突しかけたんだ。その時にコースをはみ出してしまって、タイヤが汚れた。そのせいでランスとルイスに抜かれて、ポジションを落とした。
ファステストラップを記録して追加の1ポイントを手に入れたのはよかったと思う。でもそのチャンスがあったのは、上位にいなかったからだった。
僕たち、フェラーリ、アストンマーティンはペースがかなり接近していて、ほんの小さなことが、リザルト上での大きな違いに発展する可能性がある。でも、4位でフィニッシュしようが、8位でフィニッシュしようが、1位からは遠く離れている。やるべき仕事が山積みだね。
■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(51周/51周)
タフな一日だった。スタートとセーフティカー後のリスタートには満足しているが、走行中はマシンの感触が完璧ではなくて、小さなミスをした。このサーキットではちょっとした判断ミスでレースを終える羽目になるから、ウォールに接触したにもかかわらず、無事に復帰できて、レースを続けることができたのはラッキーだった。
ルイス(・ハミルトン)に抜かれた後は、ポジションを維持するためにジョージ(・ラッセル)を抑えることに集中した。彼は激しくプッシュしてきたけれど、僕たちはタイヤをうまく管理することができたので、抜かれずに済んだ。
マイアミの前に、チームで取り組むべき問題がいくつかある。でも、シーズン最初のスプリントウイークエンドで、大量のポイントを稼ぎ、コンストラクターズ選手権2位をキープできたのだから、満足すべきだね。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(51周/51周)
セーフティカーのタイミングが最悪だったよ! とはいえ、ずっといらいらしていても仕方がない。冷静さを保って、アタックすることに集中するしかないんだ。そういう風に心がけて、挽回を果たした。他のマシンとのバトルは本当に楽しかったよ。
でもサインツのフェラーリは、DRSを使っても、ストレートラインスピードが僕たちより少し速かった。何とかオーバーテイクしようと全力を尽くしたんだけどね。
自分のチームをいつも誇りに思っている。今回はメルボルンでのようなペースがなくて、残念だったけれど、このチームはモチベーションを失うということがない。全員がものすごくハングリーなんだ。
今後のレースで改善していくためのスタート地点になるといいね。自信を持ってマシンに乗れるようになれば、いずれはペースを発揮できるだろう。
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