「キクチは自信を取り戻した」好調・菊池雄星のパフォーマンスに現地メディアも賛辞!「これまでとは違う表情をみせている」
好投を続ける菊池の評価は高まるばかりだ(C)Getty Images
メジャー5シーズン目、快調なスタートを切った。
ブルージェイズの菊池雄星は開幕から5度、先発マウンドに登り4勝を挙げている。防御率3・00が示すように、安定したピッチングを続けており、大谷翔平に本塁打を浴びた4月10日のエンゼルス戦こそ6失点を喫したもののチームが勝利したことで黒星は付かず、ここまで無敗をキープ。チームに4つの貯金をもたらしており、ローテーションの一角で確かな存在感を残している。
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チームも18勝11敗(5月2日時点)とア・リーグ東地区でレイズ、オリオールズに次ぐ3位を堅持、ここからさらに上位進出を見据えている。そして、好調を維持するチームの原動力となっている先発陣には、現地メディアも高い評価を送っているようだ。
米スポーツサイト『FANSIDED』では、今季のブルージェイズ先発ローテーションについての特集記事を配信しており、その中でもチームの勝ち頭となっている菊池の結果やチーム内での位置付けについて見解を述べている。
同メディアは「トロント・ブルージェイズは、今シーズンも順調なスタートを切ったが、その要因の多くは先発投手陣の好調さにある。昨年不振だったホセ・ベリオスとユウセイ・キクチというローテーション後半の投手が、今年はより安定した成績を残すことができている」と投手陣の現状に賛辞を贈っており、さらに「クリス・バシットをローテーションに加えたことで、さらに強さを増し球界で最も危険なローテーションのひとつに見え始めている」と評した。
その上で「キクチは2022年シーズンで厄介な目に遭った。彼は昨シーズン、防御率5・19、WHIP1・50という成績で終えた」と昨季の成績を振り返っており、今シーズンについて「スプリングトレーニング以降、キクチは自信を取り戻し、これまでとは違った表情を見せている。ロサンゼルス・エンゼルス戦では、ホームランを打たれた以外は、ローテーションの5番手として安定した投球を続けている」とここまでの内容を称えている。
加えて「現在、防御率3・00、WHIP1・11を記録している。もし彼がこの数字を維持し続けることができれば、ブルージェイズは素晴らしいポジションにつくことができるだろう」として、今後のさらなる活躍へ期待を寄せた。
それぞれが好成績を残してきているブルージェイズ先発陣の中でも、極めて高いクオリティを発揮している菊池雄星。マウンド毎に期待に応えてきている日本人左腕への注目度は高まるばかりだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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