菊池雄星が8回2失点の“HQS達成”も今季3敗目 「えげつないカーブ」で三振奪うなど粘りの投球も報われず

2024年5月11日(土)10時55分 ココカラネクスト

菊池雄星は8回2失点の好投も今季3敗目を喫した(C)Getty Images

 ブルージェイズの菊池雄星が現地時間5月10日(日本時間11日)、本拠地のロジャース・センターでのツインズ戦に今季8試合目の先発登板。8回97球4安打2失点、3奪三振と粘投したが、今季3敗目を喫した。

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 菊池は初回、先頭のライアン・ジェファーズを左直に打ち取ったが、続くカルロス・コレア、ウィリ・カストロに連打を浴びて一死一・二塁とされると、ホセ・ミランダの右翼への適時打で1点を先制される。3連打を浴びて先制点を許し、その後も一死一・三塁だったが、後続は打ち取った。

 その後、2回はクリスチャン・バスケスから135キロのカーブで空振り三振を奪うなど三者凡退に抑えると、3回も3人で片づけた菊池。直後に打線はアイザイア・カイナーファレファの一発で1-1の同点に追いつく。

 投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のXで「ユウセイ・キクチ、84マイルのえげつないカーブボール」と、バスケスから三振を奪った映像を添えて投稿した。

 5回に先頭のカルロス・サンタナに一発を浴びて勝ち越されてしまうが、6回に続き、7回も三者凡退に抑える粘りの投球を続けると、8回もマウンドに上がった菊池。先頭のカイル・ファーマーを142キロのチェンジアップで空振り三振に切って取るなど、1点を勝ち越されたあとは、後半の3イニングで一人の走者も出さない好投を続けた。

 菊池は8回でマウンドを降りたが、7回以上、自責2以下のハイクオリティースタート(HQS)を達成した。前回登板の3日(同4日)ナショナルズ戦は、6回6安打1失点で勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が逆転を許してしまい、勝敗はつかなかった。

 この日も好投は報われず、今季3敗目を喫したが、防御率は「2.64」と2点台だ。チームは打線が9回に粘りを見せたものの2-3で敗れている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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