【名古屋vs横浜FMプレビュー】名古屋は8カ月ぶり復帰の新井が古巣戦に意欲…横浜FMは守護神・飯倉が欠場の可能性
サッカーキング2018年5月4日(金)20時50分
名古屋のDF新井一耀は、長期にわたる負傷離脱から復帰を果たした [写真]=J.LEAGUE
■名古屋グランパス 新井の復帰でチームの動きが活発化
【プラス材料】
ようやく連敗を止めた名古屋に追い風を吹かせた一人が、8カ月間の負傷離脱から準備期間3日でスタメン出場を果たしたDF新井一耀であることに疑いの余地はない。コンディションは万全とは言い難いが、守備的なセンスとビルドアップの上手さはすでにチームに大きな影響を与えている。
今節の相手は「ここを復帰の目標にしてきた」と本人も意気込む古巣・横浜FM。前節では63分間の限定出場であり、中2日での起用は微妙なところだが、「もっと試合がしたい」と意欲十分の新DFリーダーには指揮官の期待も大きい。
新井をサポートするようにチームの動きも活発化しており、特に本職の中盤に戻ったDF宮原和也の気の利いたプレーは必見。DF櫛引一紀、DF菅原由勢という新たな左右サイドバックのチョイスも面白く、チーム状態は上向いてきている。
【マイナス材料】
守備は新たなバランスを見出しつつある一方で、前節はシュート3本で無得点と攻撃陣が振るわなかった。後方の安定で本来のスタイルを取り戻したは良いものの、FWジョーを狙ったダイナミックな展開の方がシュートが生みやすいとは皮肉なもの。二つの攻め方のバランスを見出す作業は次なる課題で、せっかくの良い流れを無駄にしないためにも意欲的に取り組みたい課題だ。
また、電撃復帰した新井はまだコンディションに不安を残しており、連戦での起用は微妙でもある。センターバックを途中交代させる運用法は4バックと3バックの使い分けでまかなってはいるものの、戦い方はいまだ手探りである部分は否めない。
文:今井雄一朗
■横浜F・マリノス 喜田が10戦ぶりの出場、ブマルも復帰の可能性
【プラス材料】
リーグ前節の磐田戦でMF喜田拓也が10試合ぶりにメンバー入りし、後半途中からピッチに立った。開幕時のレギュラーだが、その後は小さなアクシデントが続いて2カ月近くも離脱を余儀なくされていた。ようやく戻ってきたレギュラーボランチの存在は心強い限り。また、右ウイングのMFオリヴィエ・ブマルもこの試合から復帰するかもしれない。アタッキングサードで迫力をもたらすレフティーの復帰も好材料だろう。
そのブマルとポジションを争うのが、磐田戦でリーグ戦初ゴールを記録したFW仲川輝人だ。味方がPKをストップされたボールを泥臭く詰めたゴールは、その試合での数少ない希望だった。先発でも途中出場でも存在感を発揮するアタッカーが、16位と苦しむチームの救世主になりたいところだ。
【マイナス材料】
前々節の鹿島戦こそ3-0の勝利を収めたが、前節は再び3失点して黒星を喫した。12試合を消化した時点で20失点はリーグワースト2位タイで、これでは攻撃陣がどれだけ奮起しても勝ち点3獲得は難しいだろう。まずは持ち前の堅守を取り戻せるかがポイントになる。
そんな苦しいチーム状況に追い討ちをかけるように、磐田戦の後半にGK飯倉大樹が頭部を強打。試合後は取材対応することなく病院に直行しており、その後の経過次第では名古屋戦出場は難しいかもしれない。仮に脳震とうの診断が下されれば数日は安静を余儀なくされ、回復を待たなければならない。ここまで全試合に先発している絶対的守護神が離脱するとなれば、チームに与える影響は計り知れない。
文:totoONE編集部
【プラス材料】
ようやく連敗を止めた名古屋に追い風を吹かせた一人が、8カ月間の負傷離脱から準備期間3日でスタメン出場を果たしたDF新井一耀であることに疑いの余地はない。コンディションは万全とは言い難いが、守備的なセンスとビルドアップの上手さはすでにチームに大きな影響を与えている。
今節の相手は「ここを復帰の目標にしてきた」と本人も意気込む古巣・横浜FM。前節では63分間の限定出場であり、中2日での起用は微妙なところだが、「もっと試合がしたい」と意欲十分の新DFリーダーには指揮官の期待も大きい。
新井をサポートするようにチームの動きも活発化しており、特に本職の中盤に戻ったDF宮原和也の気の利いたプレーは必見。DF櫛引一紀、DF菅原由勢という新たな左右サイドバックのチョイスも面白く、チーム状態は上向いてきている。
【マイナス材料】
守備は新たなバランスを見出しつつある一方で、前節はシュート3本で無得点と攻撃陣が振るわなかった。後方の安定で本来のスタイルを取り戻したは良いものの、FWジョーを狙ったダイナミックな展開の方がシュートが生みやすいとは皮肉なもの。二つの攻め方のバランスを見出す作業は次なる課題で、せっかくの良い流れを無駄にしないためにも意欲的に取り組みたい課題だ。
また、電撃復帰した新井はまだコンディションに不安を残しており、連戦での起用は微妙でもある。センターバックを途中交代させる運用法は4バックと3バックの使い分けでまかなってはいるものの、戦い方はいまだ手探りである部分は否めない。
文:今井雄一朗
■横浜F・マリノス 喜田が10戦ぶりの出場、ブマルも復帰の可能性
【プラス材料】
リーグ前節の磐田戦でMF喜田拓也が10試合ぶりにメンバー入りし、後半途中からピッチに立った。開幕時のレギュラーだが、その後は小さなアクシデントが続いて2カ月近くも離脱を余儀なくされていた。ようやく戻ってきたレギュラーボランチの存在は心強い限り。また、右ウイングのMFオリヴィエ・ブマルもこの試合から復帰するかもしれない。アタッキングサードで迫力をもたらすレフティーの復帰も好材料だろう。
そのブマルとポジションを争うのが、磐田戦でリーグ戦初ゴールを記録したFW仲川輝人だ。味方がPKをストップされたボールを泥臭く詰めたゴールは、その試合での数少ない希望だった。先発でも途中出場でも存在感を発揮するアタッカーが、16位と苦しむチームの救世主になりたいところだ。
【マイナス材料】
前々節の鹿島戦こそ3-0の勝利を収めたが、前節は再び3失点して黒星を喫した。12試合を消化した時点で20失点はリーグワースト2位タイで、これでは攻撃陣がどれだけ奮起しても勝ち点3獲得は難しいだろう。まずは持ち前の堅守を取り戻せるかがポイントになる。
そんな苦しいチーム状況に追い討ちをかけるように、磐田戦の後半にGK飯倉大樹が頭部を強打。試合後は取材対応することなく病院に直行しており、その後の経過次第では名古屋戦出場は難しいかもしれない。仮に脳震とうの診断が下されれば数日は安静を余儀なくされ、回復を待たなければならない。ここまで全試合に先発している絶対的守護神が離脱するとなれば、チームに与える影響は計り知れない。
文:totoONE編集部
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