「きょうみたいなゴルフはしたくない」 予選通過で“耐えた”吉田優利がこぼした不満
吉田優利は予選通過となった(撮影:ALBA)
<コグニザント・ファウンダーズカップ 2日目◇10日◇アッパー・モントクレアCC(ニュージャージー州)◇6536ヤード・パー72>
時折強くなる雨、手先まで冷え込む寒さというタフなコンディションのなか、吉田優利はスコアメイクに注力した。2アンダー・36位タイから予選通過を目指したなか、1バーディ・3ボギーの「74」でプレー。この一日を「自分的にはもっと打っている感じがした。だけど、うまく2オーバーで収まった」と振り返る。
1番はボギー発進になったが、続くパー5でバウンスバックに成功。そこからパーを並べ続けて折り返したが、後半は11番、16番をボギーとして後退した。「コンディションが難しかったうえに、自分の調子でゴルフを難しくしてしまった。後半はタフでしたね」。雨によって重くなったグリーンでは、チャンスのパットがカップの手前で切れてしまう。「うまく流れに乗れなかった」と、最後まで取り戻すことができなかった。
難しい一日になることはスタート前から覚悟していた。そのなかで2オーバーに“収めた”。トータルイーブンパーは48位タイにつけ予選突破。リシャッフル(出場優先順位の見直し)に向けて後がないなかで、まずは最低条件をクリアした。このような厳しい状況下で耐えた「スコアメイキング力」にうなずくが、一方で不満もこぼれる。
「きょうみたいなゴルフはあまりしたくない。うまくスコアだけ作っているけど決していいゴルフではない。自分的には評価できない日でした」。スイングの感覚の悪さは「手を放して調整」しながら何とかグリーンに乗せていた。スコアを落とさないためにと自分がやりたいことはできず、手放しによろこべない内容だった。
あすは天気が回復するが、最終日はまた冷え込む予報が出ている。「あとは伸ばすだけ。これだけ毎日コンディションが変わると、マネジメントも変わる。一日ずつあわせていければ」。今季2度目の週末。満足感あるプレーとともにリーダーボードを駆け上がりたい。(文・笠井あかり)
<ゴルフ情報ALBA Net>
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