フランス代表メンバーが発表…一方でリストから漏れた選手も豪華な顔ぶれ
サッカーキング2021年5月19日(水)20時9分
フランス代表のメンバーが発表された [写真]=Getty Images
EURO2020に臨むフランス代表のメンバー26名が発表され、レアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマが約6年ぶりの復帰を果たした。
その一方で、落選した選手たちの顔ぶれが豪華だと話題になっている。フランスメディア『RMC Sport』は18日に特集記事を掲載し、「デシャンのリストから漏れた有力選手たち」を紹介している。
[写真]=Getty Images
■土壇場で落選した選手たち
「落選組のなかで最もショックを受けているであろう選手」として『RMCスポーツ』が挙げたのが、フェルランド・メンディ(レアル・マドリード)だ。クラブでは本職の左サイドバックだけでなく、センターバックや右サイドバックを務めるなどフル稼働していたが、今月11日に脛骨の骨膜炎と診断され、全治3週間の離脱と報じられた。最終メンバーは6月1日までに欧州サッカー連盟(UEFA)に提出する必要があり、それまでの回復が間に合わないと判断されたようだ。
アントニー・マルシャル(マンチェスター・U)も、ケガによる落選となった。3月のワールドカップ予選に出場するも、ひざを痛めて途中交代。思った以上に状態が悪く、それ以来ピッチに立っていない。
また3月の代表メンバーの中では、タンギ・エンドンベレ(トッテナム)も招集外となった。EURO出場へ向けたアピールが不十分で、所属クラブが終盤戦に入ってから低調なこともマイナスに働いたと『RMCスポーツ』は見ている。
■2018年W杯優勝メンバー
3年前のロシア・ワールドカップで“世界王者”に輝いたメンバー23名のうち、9名がEURO2020のメンバーから外れた。
第一線を退いたアディル・ラミ(ボアヴィスタ)やブレーズ・マテュイディ(インテル・マイアミ)のほか、度重なるケガでトップフォームからはほど遠いサミュエル・ユムティティ(バルセロナ)も選外に。第3GKの枠を争っていたアルフォンス・アレオラ(フルアム)も、マイク・メニャン(リール)との競争に敗れる形でメンバーから漏れた。
その他、フロリアン・トヴァン(マルセイユ)やナビル・フェキル(ベティス)、スティーヴン・エンゾンジ(レンヌ)といった選手たちにも招集レターが届かなかった。
■レ・ブルーの将来を担う有望株たち
未来の“レ・ブルー”(フランス代表の愛称)を担う逸材ながら、落選の報を受けた選手たちもいる。昨年秋、17歳にして代表デビューと代表初得点の快挙を成し遂げたエドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)もその一人だ。レアル・マドリードやバイエルンも注目する同選手だが、所属クラブでは中盤戦以降、調子を落としていた。
カマヴィンガと同時期にA代表初招集を受けたフセム・アワール(リヨン)とダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ)も将来を嘱望されるタレントだが、激しい競争を勝ち抜けず。テオ・エルナンデス(ミラン)、ウェズレイ・フォファナ(レスター)、ジョアタン・イコネ(リール)らも招集リストに名前がなかった。ただ彼らは今夏の東京オリンピックに参加する可能性がある。“ポストEURO”を見据えて、これからも注目すべきプレーヤーたちなのは間違いない。
■予想された落選組
本人は淡い期待を抱いていたかもしれないが、「メンバー入りは厳しい」(RMCスポーツ)と予想された選手たちもいた。アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)は今季、公式戦42試合に出場して17ゴールを挙げているが、ディディエ・デシャン監督率いるフランス代表に招集されたのは2017年までさかのぼる。指揮官の構想に入っていないのは明らかだった。
ジョルダン・ヴェルトゥ(ローマ)も、今季のセリエAで10ゴール2アシストを記録。キャリア初の2桁得点を叩き出したが、A代表招集歴がなくEURO2020出場はかなり厳しい状況だった。
EURO2016で背番号「8」をつけたディミトリ・パイェ(マルセイユ)と背番号「10」をつけたアンドレ・ピエール・ジニャク(ティグレス)も、今回はデシャン監督から声がかからず。所属クラブでは相変わらず中心的な役割を担っているが、“世界王者”の肩書を持つ選手たちに割って入るのはやはり難しかったようだ。
(記事/Footmedia)
その一方で、落選した選手たちの顔ぶれが豪華だと話題になっている。フランスメディア『RMC Sport』は18日に特集記事を掲載し、「デシャンのリストから漏れた有力選手たち」を紹介している。
[写真]=Getty Images
■土壇場で落選した選手たち
「落選組のなかで最もショックを受けているであろう選手」として『RMCスポーツ』が挙げたのが、フェルランド・メンディ(レアル・マドリード)だ。クラブでは本職の左サイドバックだけでなく、センターバックや右サイドバックを務めるなどフル稼働していたが、今月11日に脛骨の骨膜炎と診断され、全治3週間の離脱と報じられた。最終メンバーは6月1日までに欧州サッカー連盟(UEFA)に提出する必要があり、それまでの回復が間に合わないと判断されたようだ。
アントニー・マルシャル(マンチェスター・U)も、ケガによる落選となった。3月のワールドカップ予選に出場するも、ひざを痛めて途中交代。思った以上に状態が悪く、それ以来ピッチに立っていない。
また3月の代表メンバーの中では、タンギ・エンドンベレ(トッテナム)も招集外となった。EURO出場へ向けたアピールが不十分で、所属クラブが終盤戦に入ってから低調なこともマイナスに働いたと『RMCスポーツ』は見ている。
■2018年W杯優勝メンバー
3年前のロシア・ワールドカップで“世界王者”に輝いたメンバー23名のうち、9名がEURO2020のメンバーから外れた。
第一線を退いたアディル・ラミ(ボアヴィスタ)やブレーズ・マテュイディ(インテル・マイアミ)のほか、度重なるケガでトップフォームからはほど遠いサミュエル・ユムティティ(バルセロナ)も選外に。第3GKの枠を争っていたアルフォンス・アレオラ(フルアム)も、マイク・メニャン(リール)との競争に敗れる形でメンバーから漏れた。
その他、フロリアン・トヴァン(マルセイユ)やナビル・フェキル(ベティス)、スティーヴン・エンゾンジ(レンヌ)といった選手たちにも招集レターが届かなかった。
■レ・ブルーの将来を担う有望株たち
未来の“レ・ブルー”(フランス代表の愛称)を担う逸材ながら、落選の報を受けた選手たちもいる。昨年秋、17歳にして代表デビューと代表初得点の快挙を成し遂げたエドゥアルド・カマヴィンガ(レンヌ)もその一人だ。レアル・マドリードやバイエルンも注目する同選手だが、所属クラブでは中盤戦以降、調子を落としていた。
カマヴィンガと同時期にA代表初招集を受けたフセム・アワール(リヨン)とダヨ・ウパメカノ(ライプツィヒ)も将来を嘱望されるタレントだが、激しい競争を勝ち抜けず。テオ・エルナンデス(ミラン)、ウェズレイ・フォファナ(レスター)、ジョアタン・イコネ(リール)らも招集リストに名前がなかった。ただ彼らは今夏の東京オリンピックに参加する可能性がある。“ポストEURO”を見据えて、これからも注目すべきプレーヤーたちなのは間違いない。
■予想された落選組
本人は淡い期待を抱いていたかもしれないが、「メンバー入りは厳しい」(RMCスポーツ)と予想された選手たちもいた。アレクサンドル・ラカゼット(アーセナル)は今季、公式戦42試合に出場して17ゴールを挙げているが、ディディエ・デシャン監督率いるフランス代表に招集されたのは2017年までさかのぼる。指揮官の構想に入っていないのは明らかだった。
ジョルダン・ヴェルトゥ(ローマ)も、今季のセリエAで10ゴール2アシストを記録。キャリア初の2桁得点を叩き出したが、A代表招集歴がなくEURO2020出場はかなり厳しい状況だった。
EURO2016で背番号「8」をつけたディミトリ・パイェ(マルセイユ)と背番号「10」をつけたアンドレ・ピエール・ジニャク(ティグレス)も、今回はデシャン監督から声がかからず。所属クラブでは相変わらず中心的な役割を担っているが、“世界王者”の肩書を持つ選手たちに割って入るのはやはり難しかったようだ。
(記事/Footmedia)
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