PSG、リヨンを破りクープ・ドゥ・フランス優勝! 4年ぶりに国内2冠を達成

2024年5月26日(日)6時1分 サッカーキング

パリ・サンジェルマンが国内2冠 [写真]=Icon Sport via Getty Images

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 クープ・ドゥ・フランス決勝が25日に行われ、リヨンとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。

 今季のクープ・ドゥ・フランス決勝では、21世紀のリーグ・アンを彩ってきた名門の2チームが相まみえる。今シーズン、リヨンはリーグ・アンでは開幕直後から10試合未勝利が続くなど苦しい戦いを強いられたものの、今季3人目の指揮官となったピエール・サージュ監督の下、後半戦に入ると安定して勝ち点を積み上げ、最終的には6位でシーズンを終えた。対するPSGは、今季も国内では“一強”の状態が続き、3連覇を決めた。念願の欧州タイトルこそ手に入らなかったものの、国内2冠を懸けてシーズンの最終戦に臨む。

 2011−12シーズン以来の優勝を目指すリヨンと、2020−21シーズン以来の頂点を目指すPSGの一戦は、22分にスコアが動く。PSGが敵陣へ押し込んだ状態のなか、ヴィティーニャが左サイドへ散らすと、ブラッドリー・バルコラとのパス交換からヌーノ・メンデスが左足でクロスボールを送る。このボールが、ファーサイドでフリーになっていたウスマン・デンベレの頭にピタリ。ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、PSGが先手を取った。

 幸先良くリードを奪ったPSGは続く34分、ペナルティエリア左角で前を向いたバルコラが右足でインスイングのボールを送ると、うまく味方と合わなかったものの、ファーサイドに流れたボールをデンベレがなんとか残す。体制を立て直してクロスボールを送ると、ファーサイドへ飛び込んだファビアン・ルイスがヘディングシュート。ここはジェイク・オブライエンのブロックに阻まれるも、こぼれ球をファビアンが自ら押し込み、PSGがリードを広げた。

 PSGの2点リードで後半へ折り返すと、55分にリヨンが反撃へ。ペナルティエリア右の深い位置でコランタン・トリッソが粘り、右コーナーキックを獲得すると、ラヤン・シェルキが右足でアウトスイングのボールを供給。ボックス内で競り勝ったオブライエンがヘディングシュートを叩き込み、リヨンが1点を返した。

 その後もPSGがボールを保持する構図は変わらなかったものの、リヨンもシンプルな攻撃で前で出る時間を作り、手に汗握るなかで試合は終盤に突入。リヨンはアレクサンドル・ラカゼットらが果敢にゴールに迫りながらも、最後まで同点ゴールを挙げられず、試合はこのままタイムアップを迎えた。

 この結果、PSGが3シーズンぶりにクープ・ドゥ・フランスのタイトルを獲得し、4年ぶりとなる国内2冠を成し遂げた。

【スコア】
リヨン 1−2 パリ・サンジェルマン

【得点者】
0−1 22分 ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
0−2 34分 ファビアン・ルイス(パリ・サンジェルマン)
1−2 55分 ジェイク・オブライエン(リヨン)

サッカーキング

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