【徳島vs湘南プレビュー】久々のホーム戦勝利を目指す徳島…首位チーム苦しめた湘南は4試合ぶりの勝利なるか
サッカーキング2021年5月29日(土)15時44分
[写真]=金田慎平、清原茂樹
■徳島ヴォルティス 日程面のディスアドバンテージを跳ね返せるか
【プラス材料】
第14節のサンフレッチェ広島戦(1○0)でダニエル・ポヤトス監督合流から待望のリーグ戦初勝利。また、第15節の名古屋グランパス戦(0△0)は引き分けながら名古屋を圧倒したと言っても過言ではない。「結果というところで勝利していないことは事実で、勝利することが大切であることは理解していますが、チームの振る舞いに満足しています(ポヤトス監督)」と言葉にしたが、勝利した広島戦以上の収穫を得ている。まだまだ成熟期とは呼べないものの、名古屋戦をきっかけにチームは間違いなく上昇気流に乗った。
前節のガンバ大阪戦(1●2)は敗戦ながら「ここ最近の試合では効果的かつ効率的にボールを動かせる場面は増加しています(MF岩尾憲)」と、敵陣へ進入することは試合ごとに改善傾向にある。アタッキングサードに課題は残るものの、チャンス構築率は確実に高まっている。
【マイナス材料】
アウェイゲームのG大阪戦が木曜日に開催された。今節はホームゲームであること、関西から徳島への移動距離は少ないながら水曜日に試合を行った湘南ベルマーレと比較すると、1日分のディスアドバンテージを背負う。コンディション調整はもちろん、試合2日前がリカバー中心となることを考えれば、戦術的な準備期間は試合前日のみ。ほぼほぼセットプレーの練習中心になることを想像すると、デメリットと言える。
課題であったセットプレーからの失点は、最終ラインにDFカカ、DFドゥシャン、DFジエゴが関わるようになってから減少傾向にある。しかしながら、根本的に解決できたかどうかを測るにはまだ情報不足。改善傾向ではあるが、まだ不安要素ではある。
文:totoONE編集部
■湘南ベルマーレ 自分たちの持ち味を発揮して、勝ち点3をもぎ取りたい
【プラス材料】
前節は首位の川崎フロンターレをホームに迎え、1-1で引き分けた。連敗を「2」で止めたことはもとより、試合内容が得がたい。本来の湘南ベルマーレらしく前からボールを奪いにいき、リーグ随一の攻撃力を誇る相手の前進を制御した。前向きな姿勢は攻撃の呼び水にもなり、押し込んだ時間帯に先制点も奪っている。終盤に同点に追いつかれたものの、失点は個人技によるもので、粘り強い守備が途切れたわけではない。そうして最後まで持ち前のインテンシティを発揮し、首位チームと堂々と渡り合った戦いぶりは、自分たちの基準として今後の試金石となろう。
DF畑大雅が復帰後初先発を果たしたこと、FWウェリントンが2試合連続でフル出場し、コンディションを上げてきたことも大きい。
【マイナス材料】
川崎F戦で連敗を止めたものの、勝利は得られなかった。ここまでリーグ1位タイの7引き分けを記録しているように、勝ちきれない試合が少なくない。守備の安定により失点を抑えている反面、得点力は依然として課題だ。とりわけ複数得点は16試合でわずか3試合にとどまっている。先制した試合の結果が3勝1分2敗と芳しくないことも2点目の重要性を物語っており、勝ちきるためにはゴール、さらには複数得点を求めたい。
新たなケガの状況も気がかり。第15節のアビスパ福岡戦で負傷交代したFWタリクは、左大腿直筋の肉離れで全治3~4週間と発表された。
今節戦う徳島ヴォルティスとの通算対戦成績は8勝8分9敗と、僅差ながら黒星が先行している。相手のホームでも3勝5分4敗と少し分が悪い。
文:隈元大吾
【プラス材料】
第14節のサンフレッチェ広島戦(1○0)でダニエル・ポヤトス監督合流から待望のリーグ戦初勝利。また、第15節の名古屋グランパス戦(0△0)は引き分けながら名古屋を圧倒したと言っても過言ではない。「結果というところで勝利していないことは事実で、勝利することが大切であることは理解していますが、チームの振る舞いに満足しています(ポヤトス監督)」と言葉にしたが、勝利した広島戦以上の収穫を得ている。まだまだ成熟期とは呼べないものの、名古屋戦をきっかけにチームは間違いなく上昇気流に乗った。
前節のガンバ大阪戦(1●2)は敗戦ながら「ここ最近の試合では効果的かつ効率的にボールを動かせる場面は増加しています(MF岩尾憲)」と、敵陣へ進入することは試合ごとに改善傾向にある。アタッキングサードに課題は残るものの、チャンス構築率は確実に高まっている。
【マイナス材料】
アウェイゲームのG大阪戦が木曜日に開催された。今節はホームゲームであること、関西から徳島への移動距離は少ないながら水曜日に試合を行った湘南ベルマーレと比較すると、1日分のディスアドバンテージを背負う。コンディション調整はもちろん、試合2日前がリカバー中心となることを考えれば、戦術的な準備期間は試合前日のみ。ほぼほぼセットプレーの練習中心になることを想像すると、デメリットと言える。
課題であったセットプレーからの失点は、最終ラインにDFカカ、DFドゥシャン、DFジエゴが関わるようになってから減少傾向にある。しかしながら、根本的に解決できたかどうかを測るにはまだ情報不足。改善傾向ではあるが、まだ不安要素ではある。
文:totoONE編集部
■湘南ベルマーレ 自分たちの持ち味を発揮して、勝ち点3をもぎ取りたい
【プラス材料】
前節は首位の川崎フロンターレをホームに迎え、1-1で引き分けた。連敗を「2」で止めたことはもとより、試合内容が得がたい。本来の湘南ベルマーレらしく前からボールを奪いにいき、リーグ随一の攻撃力を誇る相手の前進を制御した。前向きな姿勢は攻撃の呼び水にもなり、押し込んだ時間帯に先制点も奪っている。終盤に同点に追いつかれたものの、失点は個人技によるもので、粘り強い守備が途切れたわけではない。そうして最後まで持ち前のインテンシティを発揮し、首位チームと堂々と渡り合った戦いぶりは、自分たちの基準として今後の試金石となろう。
DF畑大雅が復帰後初先発を果たしたこと、FWウェリントンが2試合連続でフル出場し、コンディションを上げてきたことも大きい。
【マイナス材料】
川崎F戦で連敗を止めたものの、勝利は得られなかった。ここまでリーグ1位タイの7引き分けを記録しているように、勝ちきれない試合が少なくない。守備の安定により失点を抑えている反面、得点力は依然として課題だ。とりわけ複数得点は16試合でわずか3試合にとどまっている。先制した試合の結果が3勝1分2敗と芳しくないことも2点目の重要性を物語っており、勝ちきるためにはゴール、さらには複数得点を求めたい。
新たなケガの状況も気がかり。第15節のアビスパ福岡戦で負傷交代したFWタリクは、左大腿直筋の肉離れで全治3~4週間と発表された。
今節戦う徳島ヴォルティスとの通算対戦成績は8勝8分9敗と、僅差ながら黒星が先行している。相手のホームでも3勝5分4敗と少し分が悪い。
文:隈元大吾
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