奥抜侃志、大宮からポーランドへ完全移籍か「0.6億円と割安」本人も熱望
明治安田生命J2リーグ大宮アルディージャからポーランド1部グールニク・ザブジェへ期限付き移籍中のMF奥抜侃志には、完全移籍への移行により来季もザブジェでプレーする可能性が報じられている。
奥抜は昨年8月に大宮からザブジェへ期限付き移籍。9月5日のリーグ戦でデビューすると、その後は今年2月にかけてリーグ戦ほぼ全試合で先発出場。シーズン終盤はベンチスタートの機会が多かったが、リーグ戦26試合の出場で4ゴールをマーク。元ヴィッセル神戸所属FWルーカス・ポドルスキとともにチームをけん引していた。
またザブジェは一時残留争いに巻き込まれたものの、ポドルスキの活躍もありシーズンの終盤8試合で無敗。2部降格圏内の16位ヴィスワ・プウォツクから勝ち点11差の6位でシーズンを終えている。
奥抜の期限付き移籍期間は今年6月までであるが、選手本人は「僕の目標は、来シーズンもヨーロッパでプレーすることです。契約書には移籍金が書かれていますけど、私の知る限り、その金額は低くも高くもないですね。もし僕が十分な実力を持っていなければ、誰も僕のためにお金を払おうとは思いません」
「なので、来シーズンもヨーロッパでプレーするために、ポーランドのピッチでベストを尽くすというのが、僕の目標なんです。ザブジェでもっと長くいたいですね」と、残留の意思を明言したという。
またポーランドメディア『SportoweFakty』の報道によると、奥抜と大宮の契約期間は2024年1月までであるとのこと。同メディアは「買い取りオプションの設定額は40万ユーロ(約6000万円)と、それほど高くない。日本のクラブが彼でお金を稼ぎたいなら、今しかない」
「彼はザブジェが自分に投資する価値があること、長期契約を結ぶ価値があることをすでに示している。ザブジェと大宮の交渉は進行中であり、今後数週間以内にどうなるか分かるだろう」と伝えている。
なお大宮はリーグ戦18試合を終えて4勝2分12敗で最下位。直近10試合で勝利がなく、先月中旬には相馬直樹監督が退任。現在は原崎政人ヘッドコーチが後任監督として指揮を執っている。
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