アゼルバイジャンGP FP2:ペレスが首位、初日はレッドブル・ホンダが1-2。メルセデスはハミルトン11番手
2021年F1第6戦アゼルバイジャンGPのフリー走行2回目が行われ、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは5番手、角田裕毅は10番手となっている。
グランプリ初日は午後も雲ひとつない快晴に恵まれた。FP2の始まった午後4時の時点で、気温28度、路面温度48度、微風と、FP1とコンディションはそう変わっていない。埃だらけだった路面はある程度はきれいになったものの、グリップレベルはあいかわらず低い。セッション開始早々、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)、セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)らが、次々にスピンやオーバーランを喫している。ただしマシンにダメージを負うような事故には至っていない。
開始後12分、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がターン15の先で立ち往生してしまい、セッションは赤旗中断となった。角田はその直前に区間タイムをうまくまとめて、6番手まで順位を上げた。ガスリーとのタイム差も、コンマ5秒まで縮めている。
7分後にセッション再開。フェラーリはFP2も好調で、カルロス・サインツ、シャルル・ルクレールが1-2態勢を築いている。対照的にメルセデスは、ミディアムタイヤを履いていたとはいえルイス・ハミルトン11番手、バルテリ・ボッタス16番手と大きく出遅れた。ハミルトンはソフトタイヤに履き替えても、9番手に留まっている。
開始後28分、セクター1で最速タイムを出していたルクレールが、ターン15でブレーキをロックさせ、バリアに直進。フロントウイングを失いながら、ピットに戻って行った。黄旗が解除されたあと、ペレスがトップタイムをマーク。0.1秒差でフェルスタッペンが続き、レッドブル・ホンダがフェラーリに代わって1-2を占めた。
セッション後半は各車がロングランに取りかかったが、赤旗中断もあって残り時間はわずか16分。これではとてもタイヤの限界を見極めることはできない。フェラーリとメルセデスはソフトとミディアムをふたりで分担し、レッドブル・ホンダはソフト走行に専念した。この2台は1分46秒台を最後まで維持。ロングランでも速さを見せた。
FP2のトップタイムはペレス、2番手フェルスタッペン、3、4番手がサインツ、ルクレールのフェラーリ勢。5番手ガスリー、6番手フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)。FP1で速さを見せたマクラーレンは、ノリス8番手、リカルド13番手と後退した。角田が10番手に入り、ホンダドライバー4人がトップ10に入った。メルセデスはハミルトン11番手、ボッタス16番手と、苦しい初日となった。
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