2戦連続表彰台の鈴木竜生「レオパードで最初の優勝が達成できると思った」/MotoGP第9戦カタルーニャGP決勝
6月5日、2022年MotoGP第9戦カタルーニャGP Moto3クラスの決勝がスペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで行われ、鈴木竜生(Leopard Racing)は2戦連続の3位表彰台を獲得した。
前戦の第8戦イタリアGPでは、11番手からのスタートとなったが、序盤に4番手までポジションを上げてトップ争いに加わる。しかし中盤にポールポジションのデニス・オンジュ(Red Bull KTM Tech 3)が転倒し、鈴木はその接触で危険な走行があったとされ、ロングラップペナルティを科されてしまい、ポジション落とす。
しかし残り5周、1.6秒ほどあったギャップを詰めてトップ集団に追いつくと、ファイナルラップでトップに立った鈴木は、チェッカーまでの直線でトップ3のライダー3人が横並びの接戦のままチェッカー。鈴木はペナルティーを跳ね除けて3位でチェッカーを受け、今季初表彰台を獲得した。2020年の第7戦サンマリノGP以来の表彰台に上がった鈴木はレース終了後に「ようやく表彰台を獲得することができました。レースでは強さを感じ、勝てると思いました」とレース終了後に語っており、喜びを見せていた。
前戦の表彰台獲得で自信がついたのか、2週連続開催となった第9戦カタルーニャGPでも勢いを見せた。10番手からのスタートとなったが、ひとつずつ着実にポジションを上げていき、レース中盤には先頭に立ちレースを引っ張っていく。今回はトップ集団の台数が多く、周回数を重ねるごとに目まぐるしく順位が入れ替わる。鈴木もその後、一時9番手まで順位を下げるが、すぐにポジションを回復させる。
最後数周で少し前を走るトップのイサン・グエバラ(Valresa GASGAS Aspar Team)の後方、第2集団の2台に追いつくと再び戦闘態勢に入った。ファイナルラップの最終コーナーで3番手に上がると、前戦を彷彿とさせる2位争いのライダー3人が横並びの接戦でチェッカー。2位表彰台かと思われたが、ルーキーのダビド・ムニョス(BOE Motorsports)が少し前となり、鈴木は2戦連続の3位表彰台獲得となった。
レース直後には少し悔しそうな表情も浮かべており、「今日は勝てたと思います。すばらしいペースがありましたし、力強さを感じていました。Leopard Racingで最初の優勝が達成できると思いましたが、残念ながら3位でした」と語っていた。表彰台獲得となったが、今回は中盤にトップに立ってレースを引っ張っており、優勝も見えていただけに悔しさも垣間見えた様子だった。
しかしレース終了後には「また表彰台に上がることができました。チームと僕をサポートしてくれているすべての人に本当に感謝しています」と表彰台獲得に喜びも見せていた。前戦の今季初表彰台獲得で自信をつけ、今回惜しくも3位となったが優勝まであと少しのところまで迫ってきた鈴木。2020年の第3戦アンダルシアGP以来となる2022年初の優勝を目指していく。
「表彰」をもっと詳しく
「表彰」のニュース
-
ホテルマネージメントインターナショナル株式会社代表取締役社長 比良 竜虎 観光関係功労者 国土交通大臣表彰 受賞5月7日16時16分
-
優れたクリエイティブを表彰する日本最大級のアワード「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」 6月3日のエントリー受付に向け、審査委員および応募要項を発表5月7日14時0分
-
連勝目前の宮田莉朋組にまさかの悲劇。濱口弘組ランボルギーニは再びLMGT3表彰台に/ELMS第2戦5月6日9時29分
-
【新潟大賞典】佐々木蔵之介が表彰式のプレゼンターを務める5月5日18時14分
-
守るARTA松下信治 vs 攻めるAstemo太田格之進。抜きつ抜かれつ&同門同士の極上の表彰台バトル5月5日8時0分
-
新体操の松坂、3種目で表彰台 アジア選手権5月4日18時42分
-
【五輪最終予選】宮本恒靖会長が表彰式登場でネット大興奮「起きてて良かった」 解説の前園真聖はツッコミ5月4日4時19分
-
【五輪最終予選】表彰式でGK山田大がMF荒木のユニ着用 鹿島同期入団の絆に「泣けた」「感動」5月4日3時34分
-
【陸上】東農大・前田和摩が3位表彰台「正直ビックリ」U20日本新 日本選手権1万メートル5月3日22時23分
-
今回も、インサイドストーリー満載!スポチュニティ第10回「ライター表彰」5月2日18時16分