2戦連続表彰台の鈴木竜生「レオパードで最初の優勝が達成できると思った」/MotoGP第9戦カタルーニャGP決勝

2022年6月7日(火)15時54分 AUTOSPORT web

 6月5日、2022年MotoGP第9戦カタルーニャGP Moto3クラスの決勝がスペインのバルセロナ・カタロニア・サーキットで行われ、鈴木竜生(Leopard Racing)は2戦連続の3位表彰台を獲得した。


 前戦の第8戦イタリアGPでは、11番手からのスタートとなったが、序盤に4番手までポジションを上げてトップ争いに加わる。しかし中盤にポールポジションのデニス・オンジュ(Red Bull KTM Tech 3)が転倒し、鈴木はその接触で危険な走行があったとされ、ロングラップペナルティを科されてしまい、ポジション落とす。


 しかし残り5周、1.6秒ほどあったギャップを詰めてトップ集団に追いつくと、ファイナルラップでトップに立った鈴木は、チェッカーまでの直線でトップ3のライダー3人が横並びの接戦のままチェッカー。鈴木はペナルティーを跳ね除けて3位でチェッカーを受け、今季初表彰台を獲得した。2020年の第7戦サンマリノGP以来の表彰台に上がった鈴木はレース終了後に「ようやく表彰台を獲得することができました。レースでは強さを感じ、勝てると思いました」とレース終了後に語っており、喜びを見せていた。

Moto3:3位表彰台を獲得した鈴木竜生/2022MotoGP第8戦イタリアGP
Moto3:鈴木竜生(Leopard Racing)/2022MotoGP第8戦イタリアGP


 前戦の表彰台獲得で自信がついたのか、2週連続開催となった第9戦カタルーニャGPでも勢いを見せた。10番手からのスタートとなったが、ひとつずつ着実にポジションを上げていき、レース中盤には先頭に立ちレースを引っ張っていく。今回はトップ集団の台数が多く、周回数を重ねるごとに目まぐるしく順位が入れ替わる。鈴木もその後、一時9番手まで順位を下げるが、すぐにポジションを回復させる。

Moto3:鈴木竜生(Leopard Racing)/2022MotoGP第9戦カタルーニャGP


 最後数周で少し前を走るトップのイサン・グエバラ(Valresa GASGAS Aspar Team)の後方、第2集団の2台に追いつくと再び戦闘態勢に入った。ファイナルラップの最終コーナーで3番手に上がると、前戦を彷彿とさせる2位争いのライダー3人が横並びの接戦でチェッカー。2位表彰台かと思われたが、ルーキーのダビド・ムニョス(BOE Motorsports)が少し前となり、鈴木は2戦連続の3位表彰台獲得となった。


 レース直後には少し悔しそうな表情も浮かべており、「今日は勝てたと思います。すばらしいペースがありましたし、力強さを感じていました。Leopard Racingで最初の優勝が達成できると思いましたが、残念ながら3位でした」と語っていた。表彰台獲得となったが、今回は中盤にトップに立ってレースを引っ張っており、優勝も見えていただけに悔しさも垣間見えた様子だった。


 しかしレース終了後には「また表彰台に上がることができました。チームと僕をサポートしてくれているすべての人に本当に感謝しています」と表彰台獲得に喜びも見せていた。前戦の今季初表彰台獲得で自信をつけ、今回惜しくも3位となったが優勝まであと少しのところまで迫ってきた鈴木。2020年の第3戦アンダルシアGP以来となる2022年初の優勝を目指していく。

Moto3:3位表彰台を獲得した鈴木竜生/2022MotoGP第9戦カタルーニャGP
Moto3:鈴木竜生(Leopard Racing)/2022MotoGP第9戦カタルーニャGP

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