メルセデスF1代表、将来的にパワーユニット供給チームを減らす可能性を示唆。エンジンリースで多額の利益は得られず
メルセデスは今後、F1でのカスタマーエンジン供給を3チームから2チームに制限する可能性がある。エンジンをリースするビジネスは、もはや“魅力的”ではないのだという。
ブリクストンにあるメルセデスのハイパフォーマンス・パワートレインズは、現在メルセデスのワークスチームの他に、マクラーレン、アストンマーテイン、ウイリアムズの3チームにエンジンを供給している。パワーユニットはF1の1億4000万ドル(約186億円)の予算制限には含まれていないが、マニュファクチャラーからエンジンを購入する費用については、FIAが1500万ドル(約20億円)の上限を設定している。
しかしながら、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、生産コストとわずかな利益により、メルセデスはもはや「多額の収入」を供給契約から得ておらず、多くのカスタマーを抱えることは利点になっていないと述べている。
「残念ながら、エンジンのリースビジネスは魅力的でも関心を引くものでもない。なぜならFIAは、小規模チームを守るためにカスタマーへの請求額にある制限を設けているからだ」とウォルフは『フィナンシャル・タイムズ』に語った。
ウォルフのコメントは、彼のチームがF1で独占的な地位を失い、ライバルのフェラーリとレッドブルとのパフォーマンス差を埋めるのに苦戦しているなかで出たものだ。彼は将来カスタマーへの供給を減らす可能性についてほのめかしたが、3つのカスタマーチームのうちどのチームが外されるかについては手がかりを与えなかった。
「6台の(クライアントの)マシンを抱えて全面的に開発を進めたのちに、エンジンを2基減らしたい。なぜなら2基減らしても2基のスペアを各チームに提供する必要があるからだ」
「理想的なのは、ふたつ(のカスタマー)かもしれない。そうすれば実際に縮小できる」
メルセデスはマクラーレンと1995年にまでさかのぼる歴史的関係がある。一方でウイリアムズと、元レーシングポイントおよびフォース・インディアだったアストンマーティンとは、10年以上の長期間にわたる提携関係にある。
しかしながら、ポルシェとアウディのF1参戦が予想されており、メルセデスの現在の3つのカスタマーチームのうちいずれかのチームが新たな協業関係を結ぶ可能性もある。
「メルセデス」をもっと詳しく
「メルセデス」のニュース
-
首位ソフトバンクは3週間ぶりの連敗 数少ない“泣きどころ”左腕メルセデスにやられた5月26日6時0分
-
ロッテ吉井監督の巧みな操縦術「怒られてずっと機嫌が悪かったけど…」メルセデスが今季初勝利5月26日5時40分
-
ロッテ4年ぶり7連勝!メルセデス8回零封で待望初勝利「今日は本当に良い一日」5月26日5時30分
-
ロッテ4年ぶりの7連勝、先発メルセデスは今季初白星…西武は連敗を8で止める5月25日21時20分
-
ロッテが4年ぶり7連勝!メルセデス8回無失点で今季初勝利 ソトが援護5月25日18時5分
-
ロッテ・ソト、二塁打と5号ソロで打線牽引「先発のメルセデス援護したかった」5月25日17時21分
-
【ロッテ】4年ぶり7連勝…メルセデス“無援護”地獄乗り越え待望の今季初勝利5月25日16時20分
-
ロッテ・ソトが5号ソロ「何とかC.C.を援護したかった」メルセデス5回まで1安打無失点5月25日15時12分
-
ロッテ・メルセデス—ソフトバンク・大津亮介…スタメン発表5月25日13時16分
-
ハミルトン初日2番手「うれしい驚きだが、ロングランに課題」ラッセルは新ウイングをテスト:メルセデス/F1モナコGP5月25日11時58分