角田裕毅、トラブルで6位を失い落胆も「ポジティブな部分を次戦に生かしたい」チームからは謝罪の言葉/F1第8戦決勝
2022年F1アゼルバイジャンGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は13位完走という結果だった。
8番グリッドからスタートでひとつ順位を下げたが、レース終盤に差し掛かるころ、6番手を走っていた。しかしDRSのリヤウイングが半分しか開かないという問題に見舞われ、レーススチュワードは、マシンが危険な状態であると判断し、ブラック&オレンジフラッグを提示、ピットに入り修理を行うよう命じた。38周目にピットイン、チームはウイングをテープで固定し、DRSを使用しないよう角田に指示した。13番手に落ちた角田はソフトタイヤで追い上げを目指すがかなわず、そのままのポジションでレースを終えた。
ヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのギヨーム・デゾトーは、角田のレースを次にように振り返った。
「複雑な心境だ。ピエール(・ガスリー)が、5位という素晴らしい結果を達成したことを全員が非常にうれしく思っている。しかし、裕毅については非常に残念だ。彼はリヤウイングのDRSメカニズムとフラップにメカニカル的ダメージを負ったことで、可能だったはずの6位を失った」
「激しいレースのなか、ふたりはファーストスティントをミディアムタイヤで強力に戦った。最初のバーチャル・セーフティカーの際に、我々は2台をピットに入れてハードタイヤに交換することを決めた。望んでいたより少し早いタイミングであり、レースの最後までは長い道のりになった」
「ふたりとも素晴らしい仕事をし、タイヤとマシンをうまく管理して走り、すべてが順調で安定しているように思えた」
「しかし裕毅のマシンがメカニカルダメージを負ったため、彼をピットに入れて、問題を修復しなければならず、それによって彼は順位を大幅に落としてしまった」
「彼に謝罪する。彼は今週末、(6位という)結果に値する、素晴らしい仕事をしていた」
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=13位
8番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ソフト
今日は本当にがっかりしています。信頼性の問題が出るまでは、レースはとてもうまくいっていました。タイヤをコントロールして走り、ペースも良かったのです。今日は余裕で6位フィニッシュができたと思います。
問題についてよく分かっていませんでした。パフォーマンスに大きな変化がなかったのです。だからピットに入るよう言われた時には驚きました。
チームは今週末、素晴らしい仕事をしてくれて、すべてのセッションで強力だっただけに、僕の方はノーポイントに終わり、本当に残念です。
(自身のSNSを通してコメントし)6番手走行中リアウィングの破損により修復のためピットに戻りました。今週はチームとしても沢山のポジティブな部分があったのでこの勢いで次戦に活かせればなと思います! そして現地で応援してくださった方々ありがとうございました。
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