クアルタラロ、MotoGP第7戦カタルーニャGPで今季2度目のポール獲得。ヤマハ勢4台が上位を席巻
MotoGP第7戦カタルーニャGPの予選がカタロニア・サーキットで行われ、MotoGPクラスはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)がポールポジションを獲得。クアルタラロを含むヤマハ勢4台がトップ5以内につけた。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は16番手を獲得している。
フリー走行3回目は気温24度、路面温度34度のドライコンディションで行われた。セッション序盤にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が、前日のフリー走行2回目でファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が記録したトップタイムを更新するタイムでトップに立つ。
その後もマルケスがトップをキープしていたが、セッション残り時間15分になるころ、クアルタラロが1分39秒609でトップに浮上。クアルタラロはその後、さらにタイムを更新。しかしセッション残り時間10分を切って、アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)がクアルタラロのタイムを上回る。
セッション終盤には2番手につけていたクアルタラロが2コーナーでスリップラウン。これがクアルタラロにとって、MotoGPクラスにおける初の転倒となった。
最終的にトップは変わらずリンス、2番手はクラルタラロが維持。3番手にカル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)でホンダ最上位。4番手にはバレンティーノ・ロッシ、5番手にはマーベリック・ビニャーレスと、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのふたりが続いた。
終盤は予選Q2へのダイレクト進出をかけたアタックが続き、そのなかで中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は12番手でセッションを終えた。中上は3回のフリー走行総合としても12番手となり、Q1から予選に臨むこととなった。
予選前に行われたフリー走行4回目では、クアルタラロがトップ。2番手にリンス、3番手にビニャーレスが続いた。マルケスは4番手につけ、ドゥカティ勢としては6番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィノウ・ドゥカティ)が最上位。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は8番手だった。
■クアルタラロが今季2度目のポールポジションを獲得
予選Q1は気温26度、路面温度49度のドライコンディションでスタートした。このセッションから臨むのは、中上、ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)、ジャック・ミラー(プラマック・レーシング)などの14名。モルビデリはフリー走行3回目で激しい転倒を喫してメディカルセンターに運ばれたが、Q1に出走した。
ファーストアタックでは中上がトップタイムをマーク。2番手にフランセスコ・バニャイア(プラマック・レーシング)が続く。
セカンドアタックではまずモルビデリが中上のタイムを更新し、1分39秒727でトップに浮上。2番手には終盤のアタックでミルがつけると、モルビデリ、ミルはそのままポジションを守り切り、Q1突破を決めた。
中上は最後のアタックで自己ベストを更新したが、トップには及ばず、セッション6番手。Q2進出はならず、明日の決勝レースを16番手から迎える。
予選Q2でまずトップに立ったのは、ビニャーレス。しかしマルケス、クアルタラロ、そしてモルビデリが相次いでタイムを更新し、トップが目まぐるしく入れ替わる。ファーストアタックを終え、トップはモルビデリ、2番手がクアルタラロ、3番手がペトルッチ。しかしペトルッチは開始7分をすぎるころ、5コーナーで転倒を喫している。
セカンドアタックに入ると、間もなくクアルタラロが1分39秒484でトップに浮上。マルケスが迫るも、0.015秒差で2番手でクアルタラロのタイムには届かない。
クアルタラロはこのタイムでトップを守り切り、ポールポジションを獲得した。クアルタラロがポールポジションを獲得するのは、第4戦スペインGP以来2度目となる。2番手はマルケス、3番手にはビニャーレス。マルケスはラストアタックの4コーナーでマシンの挙動を乱し、タイムの更新はならなかった。4番手はモルビデリ、5番手にはロッシが続いている。
ドゥカティ勢トップは6番手のドヴィツィオーゾ。フリー走行3回目でトップタイムをマークしたリンスは終盤に10コーナーで転倒を喫して8番手に終わった。
カタルーニャGPの予選ではポールポジションを獲得したクアルタラロを含め、トップ5以内に4台のヤマハ勢4台が並ぶ結果となった。
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