ルクレール、チーム内での立場が変わったことを明かす「序列は理解しているが、政治的な行動は嫌いだ」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、第2戦バーレーンGPで優勝できるポテンシャルを持っていることを示した後から、チーム内での状況が変わったことを明かしたが、“政治ゲーム”をするつもりはないと語った。
2019年シーズンの開幕戦オーストラリアGPにおいて、ルクレールはベッテルと完全に肩を並べていた。バーレーンGPではパワーユニットのトラブルによりF1初優勝を逃したものの、ルクレールは明らかにベッテルより速かった。
しかしながら、それ以降ベッテルは反撃に転じ、21歳のルクレールに対して勢いを取り戻した。だがルクレールは、舞台裏ではなく、コース上で反撃に出ることを決意している。
「僕はただコース上で自分の仕事をしているし、そのことに関して自分に満足している。本当にフェラーリは居心地がいいよ」とルクレールは『L’Equipe』に語った。
「僕は政治ゲームはまったく好きではない。実際のところ、政治的な行動は嫌いだ」
「それは僕のスタイルではない。僕は友情を利用する目的だけの人間とは友人にはならない。自然で良い友情関係を結ぶ方がいい」
ルクレールは、フェラーリでの彼のポジションが徐々に強化されていることを感じているが、ベッテルはフェラーリにおいてナンバーワンドライバーとしての特権的地位を保っている。
「バーレーンの後から状況が変わってきているのは事実だ」
「僕がレースで勝てることを証明してから、チームは僕に対してより敬意を払うようになった」
「フェラーリのようなチームには、ある種の序列のようなものがあることは理解できる。セブ(ベッテルの愛称)がその素晴らしい経験によって、チーム内で重要視されていることも僕にとってははっきりしている」
「僕はミスを極力減らして、良い仕事を続けなければいけない。セブはとにかく僕よりミスをしないんだ」
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