9月開催のル・マン24時間。観衆を入れるかどうかは6月30日に決定か?
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、本来夏至に最も近い6月に開催される予定が9月16〜20日に延期されたル・マン24時間耐久レース。すでに暫定エントリーリストやタイムスケジュールが発表されたが、気になるのは観客を入れるかどうかだ。
6月17日の時点で、ル・マン24時間が開催されるフランスでは、一日の新型コロナウイルスの感染者数は458名。現在までの感染者数は15.8万人、2万9575人の死者を出している。依然として感染リスクは高く、現在も野外のイベント等は5000名を超えてはならないとの制限を行っており、ル・マン24時間レースの観客動員に関して、ファンにとっては非常に気になるところだ。
そんななか、ル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブとさまざまな行政機関が話し合いを重ねており、6月30日にこれに関して発表を行うとしている。現在もチケットが販売中とあり、現地観戦の希望がもてるのか注目が集まる。
なお現在、日本からフランスへの渡航に関しては、外務省は渡航中止勧告のレベル3を発令しており、実質的には一般人がフランスのビザ、および居住権を持たない者の渡航は許可されていない状態だ。
また「欧州外からのフランス入国・乗り継ぎに際しては、フランスの本土又は海外領土への『国際移動適用除外証明書』および『新型コロナウイルスの症状がない旨の宣誓書』を携行し、必要な証明書類とともに航空会社および境界検問所に提示する必要がある」とされている。ル・マン24時間に向かう日本人が9月にもこれらの書類の準備の必要があるのかどうかは、事前に在日フランス大使館へ問い合わせをした方が良いだろう。
毎年、ル・マンには日本から多くのエントラント、ファン、さらにメディアが訪れる。例年どおりとなるのか、それとも入場者数を制限するのか、そして今後の日仏間の渡航制限条件は気になるところだろう。
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