メルセデスF1、パワーユニットのアップグレードをさらに延期の可能性
メルセデスがパワーユニットのアップグレードをF1第8戦フランスGPで行わない可能性があることが分かった。
元々メルセデスはカナダGPでパワーユニットをアップグレードする予定だったが、品質上の不安があるとして、これを延期した。そのため今週末のフランスGPでメルセデス勢は新しい仕様のパワーユニットを使用するものとみられてきたが、木曜の時点ではプランが明らかになっていない。
ロイターによると、メルセデスのスポークスマンは、ポール・リカールでアップグレード版を使用する予定だが、金曜までは最終決定は行わないと述べているという。
バルテリ・ボッタスは、新スペックの使用を強く望んでいる。
「すでに7戦で使用しているから、新しいエンジンを投入する必要がある」とボッタスが語ったとF1公式サイトが伝えた。
「新しい仕様のものを使いたい。でも、それが可能かどうかを明日確認する必要がある」
「トップ3チームの戦いは毎グランプリ、とても熾烈だから、少しでも進歩することができれば、タイトル争いにおいて有利になる。新しいエンジンを使用したいと思っているし、そういうプランだ。使えることができればいいね」
ルイス・ハミルトンは、判断はチームに任せており、アップグレードがさらに遅れたとしても心配することはないと語った。
「今のところチームがどうするつもりなのか、僕は知らないんだ」とハミルトン。
「今週末、新しいエンジンを使えるならうれしい。前戦で使ったものよりパワーが増しているはずだから。でも僕はチームを信頼している。従来仕様のエンジンを使わなければならなかったとしても、心配はない」
旧スペックの新品エンジンを投入する可能性も考えられるが、そうなるとアップグレード版を使えるのがさらに先になってしまう。
2018年F1規則では、21戦のなかで6エレメントのうちICE(エンジン)、MGU-H、ターボチャージャーは3基に、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは2基に制限され、それを超えるとグリッド降格ペナルティを科される。
カナダGPでハミルトンはフェラーリのセバスチャン・ベッテルにポイントリーダーの座を奪われた。ボッタスは、フェラーリはフランスでも優勝候補であると警戒している。
一方ベッテルは、ポール・リカールと特徴が似たバルセロナでメルセデスは強さを見せており、パワーユニットのアップグレードを行わなくても今回のメルセデスは強敵になると予想している。
「どの仕様で走ろうと彼らは強いだろう。サーキットによって相性が良かったり悪かったりというのはあるけどね」
「(バルセロナでの)レースでは僕らのマシンの方がペースが劣っていた。彼らは(バルセロナで)素晴らしい週末を送り、誰も彼らにかなわなかった。でも逆の状況になった週末もあるから、今週末、そしてそれ以降がどうなるのかを見ていく必要がある」
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