三竿健斗、鹿島移籍で「ルーヴェンは大損失」移籍金は佐野海舟の25%以下か
日本代表MF佐野海舟をブンデスリーガ(ドイツ1部)マインツへ完全移籍により放出した鹿島アントラーズ。後釜としてベルギー1部OHルーヴェン所属MF三竿健斗を獲得する可能性が報じられているが、移籍金は比較的安いという。
同選手は2022年12月に鹿島からCDサンタ・クララへ移籍も、チームのポルトガル2部降格に伴い、わずか半年で退団。OHルーヴェンと2025年6月までの複数年契約を結んでいた。ただ、2023/24シーズンは怪我の影響もあり、ベルギー1部リーグで8試合のスタメン出場にとどまった。
三竿の去就に関する報道を受けて、ベルギーメディア『Voetbal』も11日に「鹿島が三竿の獲得に乗り出した」とリポート。これによると、OHルーヴェンは同選手の獲得で移籍金130万ユーロ(当時約2億円)を支払ったが、今夏放出の場合には多額の移籍金収入が見込めないとのこと。「OHルーヴェンはかなり大きな損失を受け入れる必要がある。三竿の市場価値は75万ユーロ(約1億3000万円)まで下がっている」と綴っているほか、「彼の欧州挑戦は終わった」とJリーグ復帰が既定路線との見方も示した。
一方、鹿島は今月4日に佐野のマインツ移籍を公式発表。同選手の移籍金を巡っては、日本の一部メディアが400万ユーロ(約6億8000万円)と報じる一方、ドイツ紙『ビルト』は公式発表直後に250万ユーロ(約4億3000万円)だと伝えている。
一部の日本メディアと『Voetbal』の報道内容を踏まえると、三竿の獲得で要する移籍金は、佐野の放出で得られる収入の4分の1程度まで抑えられる可能性が。鹿島の戦術を熟知しているだけに、佐野の穴を埋める存在となり得る。
J1第22節終了時点で、首位の町田ゼルビアから勝ち点5差の2位につけている鹿島。センターバックとボランチの補強が必要である中、三竿の復帰が実現すれば自ずと逆転優勝の可能性も高まる。
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