オリックス・西川 「考えすぎて」速球に苦しんだ移籍1年目から逆襲誓う 「キャリアハイ目指します」

2025年1月28日(火)5時0分 スポーツニッポン

 オリックス・西川が“直球破壊”で本領発揮を目指す。大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開。移籍初年度で自己ワーストの打率・258だった昨季からの逆襲を誓った。

 「もう一回自分と向き合って、いい結果を出せるように。気持ちは熱く、頭は冷静に。もちろんキャリアハイを目指します」

 昨季は150キロ超えの投球に対して打率・115(61打数7安打)と苦しんだ。広島に在籍した23年は同・371(35打数13安打)だっただけに、リーグの違いよりも自らの取り組みに目を向けた。

 「もちろん(セ・リーグとパ・リーグで)配球の違いとかはありましたけど、球自体はどうしようもないことはない。僕の状態が悪い中で、いろいろ考えすぎて自分の形を見失っていただけなので」

 交流戦前には「今年やってたやつ、全部捨てて」タイミングの取り方やトップの位置を広島時代のものに戻すなど、試行錯誤を繰り返した昨季。一転、今季は「自分の形をバシッと決めて、やり通そうかなと思います」と、通算打率・293を誇る自らの打撃フォームを貫き通す。

 毎年恒例となっているソフトバンク・近藤らとの2週間に及んだ鹿児島・徳之島での合同自主トレを終え、「体の使い方も見直して、いい感覚が出てきた」と手応えを口に。例年より重量を上げたウエートトレーニングも行い、体脂肪率は17%から13%に落とした。「近藤さんと何かしら(タイトルを)争って、最後にチームが勝てれば一番いい」。天才が真価を発揮し、岸田オリックスを頂点へと導く。(阪井 日向)

 ○…西川が走塁でもチームに貢献する。昨季はチームトップ、キャリアハイの11盗塁を記録。「去年そこを意識してやっていた部分もあった。一つ塁を盗めばもちろんチャンスにつながる。走れるときはいきたい」。昨季はリーグ5位の402得点と課題は明白。「まだまだ全然動けるんで。もちろん外野手の誰にも負けるつもりはないですし、全部出るつもりでいきます」。全試合出場を果たし、盗塁と得点の増加につなげたい。

スポーツニッポン

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