川崎が切り替えの速さと守備意識で柏を圧倒して3連勝、主将や指揮官は戦力の厚みに自信
サッカーキング2020年7月12日(日)7時5分
柏戦でJリーグ200試合出場を達成した谷口彰悟 [写真]=金田慎平
明治安田生命J1リーグ第4節が11日に行われ、柏レイソルをホームに迎えた川崎フロンターレは、家長昭博の2得点とレアンドロ・ダミアンのゴールで3-1と勝利。再開から1週間での3連戦で3連勝を飾った。
川崎は序盤から前線が精力的にプレッシングを行い、DFラインでパスを回してビルドアップを狙う柏を窒息させるようなボールの追い込みを展開。2点目の家長の得点も江坂任への縦パスを登里享平が鋭い出足でカットしたところから生まれた。また、攻守の切り替えも速く、特に前半は柏を圧倒した。
鬼木達監督は「積極的な姿勢を見せてくれて、得点を前半に取れたことが結果につながりました。攻守において前へという姿勢を今季は出しています。苦しい時間もありましたけど、選手は自分たちのスタイルを持って戦ってくれているし、それを突き詰めることが大事」と満足感。一方、柏のネルシーニョ監督は、「ポジショニングの悪さが原因。ボールを奪った状況は相手が前がかりになっているのに、我々は前に運ぶのではなく、後ろに下げるシーンが目立ち、さらにボールを奪われてチャンスを作られてしまった。ボールを奪った時の前への意識が足りなかった。後半からピッチに立った選手たちは勇気を持って戦ってくれた」と、前半のパフォーマンスを悔いた。
この試合でJリーグ通算200試合出場の節目を迎えた川崎DF谷口彰悟は、「中2日のゲームでしたけど、立ち上がりから受けず、アグレッシブにできました。新しく今日出たメンバーも自分の特長を出していたし、いい感じで前半を進めて、セットプレーで一つ取れたのが大きかったですね。守備への切り替えを速くやれて、オルンガ選手や江坂選手に入る前にうまく止めるシーンが作れていました。チームの狙いとして話していたことなので、実際にできて、攻守にわたってアグレッシブで、守備としては助かりました」と、3トップやインサイドハーフといった前線の守備への意識とパフォーマンスに感謝を述べた。
川崎は4日の鹿島アントラーズ戦、8日のFC東京戦では同じ先発メンバーで臨んだが、この日は車屋紳太郎、守田英正、下田北斗がスタメンに名を連ね、さらに16分にはジェジエウが負傷退場となり、車屋がCBに入って谷口とコンビを組むことになるなど、前2戦とは違う形での試合となった。しかし、谷口はこういった展開や組み合わせになっても同じように戦えることが川崎の強みと断言する。
「お互い疲れていたと思うが、連戦は勝つことがすべてなので。内容は修正点もありますけど、今日は総力戦で勝ち取ったので、ポジティブに捉えたいです。トレーニングからいろいろなメンバーと組んで、共通理解を持ってやっています。イレギュラーがあっても、みんな慌てず、やるべきことをやって自分の良さを出すことを整理できている。やっていることが間違いではない証明だと思います」
鬼木監督も、「(スタメン3枚替えの意図は)前節で90分戦った選手もいます。変更の理由の一つはコンディションですが、そこのポジションで争っている選手たち、その中でも好調キープしながらも出番がなかった選手も起用できる思い切った決断できます。スタメンでも、サブでも、どんな状況だろうとモチベーションを落とさずやってくれていると思います。今後も見極めてやっていきたいですね」と、これまでは途中出場が続いた選手たちが起用に応えたことについて、喜んでいる。
200試合の節目について谷口は「意識しながらやってきたわけではないですけど、これも積み重ねだと思っています」と、人柄を表すように謙虚に答え、約4カ月半ぶりとなる観客の前での勝利を「独特の雰囲気というか、人は入っていても、声は出せないから拍手で反応という形で。でも『それでもいいな』というか、お客さんの前で試合ができることは幸せなことだと改めて思いましたし、勝利を届けられてよかったです」と、サポーターに捧げている。
川崎は序盤から前線が精力的にプレッシングを行い、DFラインでパスを回してビルドアップを狙う柏を窒息させるようなボールの追い込みを展開。2点目の家長の得点も江坂任への縦パスを登里享平が鋭い出足でカットしたところから生まれた。また、攻守の切り替えも速く、特に前半は柏を圧倒した。
鬼木達監督は「積極的な姿勢を見せてくれて、得点を前半に取れたことが結果につながりました。攻守において前へという姿勢を今季は出しています。苦しい時間もありましたけど、選手は自分たちのスタイルを持って戦ってくれているし、それを突き詰めることが大事」と満足感。一方、柏のネルシーニョ監督は、「ポジショニングの悪さが原因。ボールを奪った状況は相手が前がかりになっているのに、我々は前に運ぶのではなく、後ろに下げるシーンが目立ち、さらにボールを奪われてチャンスを作られてしまった。ボールを奪った時の前への意識が足りなかった。後半からピッチに立った選手たちは勇気を持って戦ってくれた」と、前半のパフォーマンスを悔いた。
この試合でJリーグ通算200試合出場の節目を迎えた川崎DF谷口彰悟は、「中2日のゲームでしたけど、立ち上がりから受けず、アグレッシブにできました。新しく今日出たメンバーも自分の特長を出していたし、いい感じで前半を進めて、セットプレーで一つ取れたのが大きかったですね。守備への切り替えを速くやれて、オルンガ選手や江坂選手に入る前にうまく止めるシーンが作れていました。チームの狙いとして話していたことなので、実際にできて、攻守にわたってアグレッシブで、守備としては助かりました」と、3トップやインサイドハーフといった前線の守備への意識とパフォーマンスに感謝を述べた。
川崎は4日の鹿島アントラーズ戦、8日のFC東京戦では同じ先発メンバーで臨んだが、この日は車屋紳太郎、守田英正、下田北斗がスタメンに名を連ね、さらに16分にはジェジエウが負傷退場となり、車屋がCBに入って谷口とコンビを組むことになるなど、前2戦とは違う形での試合となった。しかし、谷口はこういった展開や組み合わせになっても同じように戦えることが川崎の強みと断言する。
「お互い疲れていたと思うが、連戦は勝つことがすべてなので。内容は修正点もありますけど、今日は総力戦で勝ち取ったので、ポジティブに捉えたいです。トレーニングからいろいろなメンバーと組んで、共通理解を持ってやっています。イレギュラーがあっても、みんな慌てず、やるべきことをやって自分の良さを出すことを整理できている。やっていることが間違いではない証明だと思います」
鬼木監督も、「(スタメン3枚替えの意図は)前節で90分戦った選手もいます。変更の理由の一つはコンディションですが、そこのポジションで争っている選手たち、その中でも好調キープしながらも出番がなかった選手も起用できる思い切った決断できます。スタメンでも、サブでも、どんな状況だろうとモチベーションを落とさずやってくれていると思います。今後も見極めてやっていきたいですね」と、これまでは途中出場が続いた選手たちが起用に応えたことについて、喜んでいる。
200試合の節目について谷口は「意識しながらやってきたわけではないですけど、これも積み重ねだと思っています」と、人柄を表すように謙虚に答え、約4カ月半ぶりとなる観客の前での勝利を「独特の雰囲気というか、人は入っていても、声は出せないから拍手で反応という形で。でも『それでもいいな』というか、お客さんの前で試合ができることは幸せなことだと改めて思いましたし、勝利を届けられてよかったです」と、サポーターに捧げている。
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