川崎F、後半AT弾が取消しで3戦ぶり白星ならず…柏は後半押し込むも逆転ゴール遠く痛み分け

2024年5月25日(土)17時58分 サッカーキング

川崎Fと柏が対戦した [写真]=金田慎平

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 2024明治安田J1リーグ第16節が25日に行われ、川崎フロンターレと柏レイソルが対戦した。

 連敗中の川崎Fが、連勝中の柏を『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』に迎えての一戦。立ち上がりから柏が速攻の脅威を見せる一方で、次第に川崎Fも敵陣でのプレー時間を増やし始める。目まぐるしく攻守が入れ替わるハイインテンシティの戦いが繰り広げられる中、30分に川崎Fが試合の均衡を破る。家長昭博の浮き球をゴミスがワンタッチで落とし、2列目から飛び出した脇坂泰斗が反応。ペナルティエリア内の狭いスペースで遠野大弥とのワンツーパスでゴール前に入り込み、右足でゴールへ流し込んだ。

 川崎Fは36分にも絶好機が到来。ジェジエウが自陣から前方にロングボールを送ると、相手DF犬飼智也がクリアに失敗し、ルーズボールに反応したマルシーニョがDFラインの背後に抜け出す。ゴール前まで運んだマルシーニョは、カバーに入った犬飼をかわして右足を振り抜いたが、シュートを枠に飛ばすことはできなかった。

 1点ビハインドで折り返した柏は、51分に川崎Fのゴールを脅かす。ペナルティエリアの手前からマテウス・サヴィオが右足を振り抜くと、シュートはゴール前の木下康介に当たってコースが変化。しかし、足を残していた相手GKチョン・ソンリョンのファインセーブに阻まれた。53分には白井永地のスルーパスに抜け出した木下がチョン・ソンリョンとの一対一を迎えたが、これも防がれて得点には至らない。

 それでも59分、柏が自分たちの時間帯に試合を振り出しに戻す。ペナエルティエリア手前、右サイド寄りの位置でフリーキックを獲得し、M・サヴィオの放り込んだボールがゴール前にカオスを生み出す。一度は相手GKチョン・ソンリョンにボールをかき出されたものの、ルーズボールに戸嶋祥郎が反応。ボレーシュートはゴールラインの手前で相手DFにブロックされたが、こぼれ球を木下が押し込んだ。

 後半は柏が押し込み続ける展開となったが、逆転のゴールを奪うことはできないまま時計の針が進んでいく。一方、苦しい展開を耐えた川崎Fは後半アディショナルタイム1分、左サイドでフリーキックを獲得。キッカーを務めた瀬古樹がインスイングのボールを送ると、ジェジエウが打点の高いヘディングで合わせて押し込んだ。しかし、VARによるレビューの結果、ジェジエウの上半身がわずかにオフサイドラインを越えていたとして、得点は認められなかった。

 試合は1−1のまま終了し、勝ち点「1」ずつを分け合った。次節は6月2日に行われ、川崎Fはホームで名古屋グランパスと、柏はホームでアビスパ福岡と対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 1−1 柏レイソル

【得点者】
1−0 30分 脇坂泰斗(川崎F)
1−1 59分 木下康介(柏)


【ゴール動画】川崎F、流れるようなパスワークから脇坂泰斗が先制弾!

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