京都vsC大阪の外国人主審に称賛の裏で…山下良美氏ら日本人審判員の処分論噴出

2025年5月22日(木)11時20分 FOOTBALL TRIBE

山下良美氏 写真:Getty Images

 山下良美氏や清水勇人氏など、Jリーグ公式戦を担当する日本人審判員の改善がより一層求められそうだ。5月21日に行われたYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦の京都サンガ対セレッソ大阪で主審を担当したフロリアン・バドストゥーブナー氏のレフェリングが話題を呼んでいる。


 日本サッカー協会(JFA)の「審判交流プログラム」として来日したドイツ人のバドストゥーブナー氏は、ブンデスリーガで50試合以上を担当するなど、トップレベルでの経験が豊富。今回の来日では、J1第17節〜第19節、J2第17節、ルヴァンカップ1stラウンド3回戦での割り当てとなっている。


 5月17日開催の鹿島アントラーズ対清水エスパルスでも主審を担当したバドストゥーブナー氏だが、京都対C大阪でも的確なジャッジを披露。2試合ともに、ホイッスルを吹く基準が一定であり、プレーオンの判断が優れているとして称賛を浴びているほか、ストレスなく試合観戦ができるという声も上がっている。


 一方、バドストゥーブナー氏と日本人審判員を比較する声も。今季ここまでファウルやオフサイドの判定基準等が話題になっているだけに、山下氏ら一部審判員の再教育や降格を求める意見が相次いでいるほか、バドストゥーブナー氏など欧州の審判員との専属契約締結をJFAに求めるコメントも散見されている。


 以前から主審のレベルが問題視されているJリーグ。2024年11月30日のJ1第37節・東京ヴェルディvs川崎フロンターレでは、DF千田海人(東京V)が背後からFW山田新(川崎)を倒したシーンにおけるノーファウル判定、試合終了間際のゴールキック判定を巡り、山下主審のジャッジに批判が殺到していた。


 また、2025シーズンのJ1第4節サンフレッチェ広島対横浜FCでは、激しいコンタクトプレーでもファウルを取らない清水主審のジャッジに異論が。広島のミヒャエル・スキッベ監督が試合後のインタビューで同主審を批判していた。日本代表DF高井幸大(川崎フロンターレ)をはじめJリーガーのプレーレベルが年々向上しているだけに、Jリーグ公式戦における審判員の昇格、降格処分、外国人審判員と競争させるための環境整備が求められるかもしれない。

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