新潟スタジアムMC、横浜FC戦山下良美主審のジェスチャーに「読み取りづらい審判が…」
2025年4月15日(火)11時15分 FOOTBALL TRIBE

明治安田J1リーグ第10節のアルビレックス新潟対横浜FCが、4月13日に新潟のホーム・デンカビッグスワンスタジアムで開催。スタジアムMCの森下英矢氏が、女性審判員である山下良美主審の振る舞いに言及している。
この一戦では、0-0で迎えた88分、左サイドからのクロスの折り返しにFW矢村健(新潟)が反応。相手選手に背を向けた状態をボールを収めると、左足の反転シュートからゴールネットを揺らした。この時、森下氏は「ゴール!」とコール。しかし、直前にボールが同選手の左手に当たっていたことから、山下主審はハンドと判定。新潟のゴールは認められなかった。
このシーンについて、森下氏は試合後にXを通じてスタジアム来場者やファン・サポーター等に謝罪。「今回は主審のシグナルに気づきませんでした」と誤ってコールをした理由を綴ったほか、一部報道に反応。ネット上では、同氏を擁護するコメントが多数寄せられている。
そんななか、当該シーンについて山下氏主審の判断の遅さを指摘する一部の声に対して、森下氏は「ジェスチャーが読み取りづらい審判がいることもちゃんと頭に入れておこうと思っています!」と反応。同主審がセンターサークルを指さしたように見えたとの意見には、「全く同じです。センターサークルを指したように見えたんですよね。うーん。こういうファールの示し方をする審判もいることも頭に入れておきます」と言葉を返した。
新潟のホームゲームにおける山下主審の振る舞いと言えば、2023年11月11日に行われたFC東京戦での試合終了の合図が記憶に新しい。この試合では、新潟が敵陣でコーナーキックのセカンドボールを回収した瞬間、同主審はホイッスルを2回吹いて、右手を挙げた。
この日本の公式戦でほとんど見かけない試合終了のジェスチャーは、スタジアム来場者等にとって分かりにくい合図だと話題に。元国際審判員の家本政明氏も、インターネット動画配信サービス『DAZN』制作番組の「Jリーグジャッジリプレイ」に出演した際、「右手を挙げる仕草が、間接フリーキックなど違うメッセージを発してしまう可能性がある」と指摘していた。山下主審にはスタジアム来場者やスタジアムMC等にとって分かりやすいジャッジのジェスチャーが求められそうだ。