浦和が後半ATの“ラストプレー”で追いつきドロー…川崎Fは3連勝ならず

2025年5月21日(水)21時14分 サッカーキング

 明治安田J1リーグの第13節延期分が21日に行われ、川崎フロンターレと浦和レッズが対戦した。

 今回の一戦をホームで迎える川崎フロンターレは、ACLエリートの影響で消化試合が2試合少ないながら6位に位置し、チームの状態も上り調子。週末のリーグ戦から中2日となる川崎Fはスタメン3選手を入れ替え、最前線にFWエリソンを、右サイドにはMF伊藤達哉を配した。一方、中3日での試合となる4位の浦和は、スタメン6選手を変更。FW髙橋利樹やMF中島翔哉が今季初先発を飾った。

 立ち上がりはホームの川崎Fがボールを保持する展開が続くが、15分以降は浦和が攻め込む時間を増やしていく。流れを変えたい川崎Fだったが、浦和のCKに対応した場面でファンウェルメスケルケン際とエリソンが交錯。エリソンがプレー続行不可能となり、32分にFW山田新が送り出された。この交代以降は再び川崎Fの時間帯に。35分にはボックス右でパスを受けた山田がシュートまで持ち込むが、これはGK西川周作に阻まれた。

 しかし、先手を奪ったのはアウェイの浦和。42分、ボックス左角付近でボールを持った中島が右足でゴールに向かう鋭いクロスを上げると、飛び込んできた金子拓郎を僅かに越えたボールがそのままゴールへ。先制を許した川崎Fだったが、前半アディショナルタイムに脇坂泰斗の右CKをGK西川が被り、ファーサイドでこぼれたボールをマルシーニョが蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

 1−1で迎えた後半、川崎Fは伊藤に代えてMF瀬川祐輔を投入。勝ち越しを目指すが、先に決定機を迎えたのは浦和だった。56分、右サイドを崩して最後はボックス右侵入した関根が右足でシュートを放つも、これはポストに阻まれる。その後、浦和はFW松尾佑介やMFマテウス・サヴィオ、MF渡邊凌磨ら主力を立て続けに投入して前線の運動量を増やすと、対する川崎FもMF家長昭博やMF山本悠樹らを送り出し、前線を活性化させた。

 すると86分、大関友翔の大きな展開からボックス右に攻め上がったファンウェルメスケルケン際がダイレクトでボックス中央へ。この折り返しに瀬川祐輔が右足で合わせ、川崎Fがリードを奪った。試合はそのまま終了するかと思われたが、後半アディショナルタイムにM・サヴィオが上げたクロスを長倉幹樹が頭で繋ぎ、最後は大久保智明が左足のボレーでネットを揺らして2−2に。直後に試合終了を告げるホイッスルが鳴り響き、浦和がラストプレーで勝ち点1をもぎとった。

 一方の川崎Fはあと一歩のところで3連勝を逃し、勝ち点1を分け合う結果に。その川崎Fは次節、25日にホームでガンバ大阪と、一方の浦和は24日に敵地で名古屋グランパスと対戦する。

【スコア】
川崎フロンターレ 2−2 浦和レッズ

【得点者】
0−1 42分 中島翔哉(浦和レッズ)
1−1 45+2分 マルシーニョ(川崎フロンターレ)
2−1 86分 瀬川祐輔(川崎フロンターレ)
2−2 90+4分分 大久保智明(浦和レッズ)


【動画】両者譲らずラストプレーで…全得点をチェック!
■中島翔哉の鋭いクロスがそのままゴールへ!浦和が先制


■セットプレーからマルシーニョが押し込み、川崎Fが追いつく


■川崎Fらしい美しい崩しから最後は瀬川祐輔の勝ち越し弾


■勝負は最後までわからない!ラストプレーで浦和が追いつく

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