川崎Fが川崎市消防局にリボンマグネットを贈呈 脇坂と大関が消防服ではしご車搭乗体験

2025年5月22日(木)23時34分 スポーツニッポン

 サッカーのJ1川崎フロンターレは22日、消防活動への理解と協力の拡大に向け、川崎市麻生区の練習場で「リボンマグネット贈呈式」を行った。MF脇坂泰斗主将(29)とMF大関友翔(20)から川崎市消防局の望月広太郎局長にクラブのエンブレムを模したリボン型マグネットが手渡され、同市の消防車両92台に貼付される。

 同市消防局は川崎Fがアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE、旧ACL)でホーム戦を開催する際に大会規定で義務付けられている救急車の準備で協力。今後は消防や防災意識の啓発運動などでもクラブと連携を取っていく。

 贈呈式後には両選手が消防服ではしご車の搭乗体験。8階建て相当の高さ25メートルまで上がり、脇坂は「風が来ると揺れて凄く怖かった。命懸けで活動されている方々は本当に尊敬できます」と語った。麻生区出身の大関は小学生時代の社会見学で麻生消防署を訪れたことがあるといい「その時に消防士の皆さんを凄く格好良いと思った」と述懐。クラブと消防局の連携には「街に勇気を与え、市民を守る、川崎市のためにというところは(両者とも)一緒だと思う。一緒に頑張っていきたい」と力を込めた。

 望月局長は「スポーツに親しみを持つ機会を与えてくれえいる選手たちが広報に携わっていただければ子どもたちも防火や防災に興味を持っていただけるのでは。本当にありがたい」と両選手に感謝した。

 昨年1月から12月の統計で川崎市内では過去10年で最も多い398件の火災が発生。最近の傾向ではモバイルバッテリーなど電気機器系の火災が増加しているという。望月局長は夜間のゴミ出しやタバコの吸い殻の扱いなどにも注意を呼びかけ「マナー良く、気をつけていただければ」と語った。また、救急件数も昨年が過去最多の8万9114件を記録したといい、これから夏に向けて熱中症による出動増加が予想される中で「こまめな水分補給などで体調が悪くならないようにしていただきたい」と訴えた。

スポーツニッポン

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